半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

食と命の教室 稲ワラ納豆作り&大根抜き

2015年11月28日 | 農的体験・生活
今年最後の「食と命の教室」

2月~11月まで10カ月にわたってやってきましたが、対に最終回です。
最後を飾るのは、大人気の「稲ワラ納豆作り」です

いつもの通り、お茶を飲みながら軽く話した後、稲ワラ納豆作りのスタートです。

これが高柳さんの稲ワラです。
そもそも無農薬でお米を作る人が少ない時代ですから、無農薬の稲ワラというだけで、貴重ですよね~


この稲ワラを使って「つと」という納豆の容器を作るのですが、その前に、わらを「すぐる」必要があります。

「すぐる」というのは、すいて余分な葉っぱの部分などを落として茎だけにすることです。
葉っぱなどが残っているとそこからカビが生えやすかったり、ゴミが出やすいんですね。
昨年は、カッタのような刃物を熊手のように差し込んだ道具を作ってくれて、それにひっかけてすぐったのですが、今回はなんと素手でそのまま5本指を突っ込み、軽く左右にゆすりながら広げて、そのまま何度も下にそぎ落とす感じでやりました。
なるほど、昔はこうやって素手でやっていたんですね~。


ちなみに、すぐったワラのかすで「ワラ布団」を作っていたそうです。
「ワラ布団はお日様の香りがして、本当に気持ちよかったんだよ」とのこと。

このすぐった稲ワラとは別に、編むための稲ワラを用意します。
すぐった稲ワラを水につけ、叩くのです。
こうすることで、曲がりやすくなり、乾いた稲ワラのように曲げると切れやすいのですが、それが切れにくくなるんですね。


さて、これで準備は出来ました

編むために用意した稲ワラを1本取り出し、半分に折ります。
その折り目に、先ほどのすぐった稲ワラを3~4本ぐらい挟み、順次編んでいくのです。

手元をクローズアップするとこんな感じ。


みんな真剣に作っています。


上手に出来るとこんな感じです。


1本目は雑になってしまいますが、2本目ぐらいから上手に出来るようになりました


編みあがった稲ワラは、まきすのように丸め、両端を稲ワラで結び、最後に、左右の余分なところを切り落として、つとの完成です。



さあ、ここに高柳家の小糸在来の煮豆を入れて、真ん中に仲人さんと呼ばれる稲ワラをつっこんで、最後に結べば完成です
あとは紙の米袋などに3~4本まとめて入れて、カーペットの上において毛布でくるんだり、コタツに突っ込んで3日間ぐらい待つと、納豆の臭いがしてくるんですよ
今年は上手に出来るか、楽しみです



さて、いつもの通り美味しいお昼ご飯を食べた後、午後は「大根の収穫」です。

大根といっても、高柳家は色々作っています。

普通の青首大根、昔ながらの三浦大根、たくあんようの大根、聖護院大根など様々。

特にみんなが普段育てない三浦大根を「好きなだけ」ということでみんなでひっこ抜きました。


見てください、この三浦大根の大きいこと


三浦大根は柔らかく、煮るとほろっと口の中で崩れ、ほのかな苦味などが通にはたまらない大根です。
ただ、割れやすいので流通が難しいというだけでなく、中太りなのでなかなか引っこ抜くのが大変なんですね。

実際にやってみたら、まあ抜けないこと
何本か頑張ってやりましたが、3本に1本は葉っぱの茎のところでブチっと切れてしまったり、途中で大根が折れてしまうんです
さらに抜くのに力がいるので、腰にくる。。。

これを1日何十本も抜くのは素人では難しいな、とつくづく思いました。

さて、こちらはたくあん用の大根です。
といっても、私が知っているたくあん大根の太さが2倍
長さも1,5~2倍と超大きい
高柳さんも「今年は暖冬で育ちすぎちゃっているんだよな」とのこと。


みんなで頑張って引っこ抜いた結果、見てください、軽トラに山盛りです
こんなにみんな持ち帰れるのかな?というぐらい引っこ抜きました


この大量の大根を持ち帰って山分けした後、高柳さんからの最後のお話。

「人が自然を忘れてしまい、人への優しさや天を敬う心などを無くしてきてしまっているからこそ、少しでも自然に触れながら、命がどこから来ているのか?食と命の関係、農と命の関係などを少しでも体験してもらおうと思い、1年間、田んぼや畑をやってきました」と熱いメッセージ。

そして、参加者1人1人からの感想。
みなさん、「1年間あっと言う間であった」「家庭菜園の参考になればと思ったけど、もっと深い学びをしてい」「子どものためにと思ったがいつの間にか自分がのめりこんでいた」「何でもお金で買う世の中だけど、お金ではない人間のつながりや自然との関係などに実際に触れることが出来た」「寒い2月から暑い夏を過ごし、また寒い季節と、1年を通して田畑作業をしてきて、自然の中で生きているということを体で感じることが出来た」など感慨深いコメントをいただけました


そして、今回は最終回ということで打ち上げ
夜の打ち上げは、豪華絢爛でした

東城百合子先生のお弟子さんで、料理教室を開いている方が、教室には用事があって参加できなかったのですが、この打ち上げのために夕方から食材とホットプレートを持って駆けつけてくれました

まず、生活クラブの食材を使ったタコ焼き。みんなで食べるには最高です


そして、長崎の牡蠣の養殖をしているいとこから直送してもらった生牡蠣セット


見てください、このぷりっぷりな牡蠣


今年は暖冬で小ぶりらしいのですが、生牡蠣や蒸し焼きにした牡蠣を10個以上食べたのは生まれて初めてでした
もう、最高でした~

そして、こちらは高柳さんが「そば打ちでもやっか?」といって、目の前で打ってくれたそばです


続いて、成田で古民家レストランの風楽というのをやっている方が、実はこの教室の参加者の奥さんでして、美味しい煮物や紫芋とフルーツの煮物など、大皿料理を差し入れして下さいました


そして、こちらはあの「奇跡のリンゴ」の木村さんのリンゴです
なんでも10年前に、木村さんの記事を見て感動した参加者の奥様が、木村さんに手紙を書き、それからのご縁で毎年購入しているそうです。
木村さんのリンゴはプレミアムですからね~。
私は木村さんのリンゴを食べるのはこれで2回目でしたが、美味しかったですよ


その他、寺田本家さんの「醍醐のしずく」や越川商店の「干物」など、様々な食材が並び、まあ本当に豪華で心の篭った食べ物ばかりでした。

私は翌日に出張もちつきの仕事があり、また翌日に仕事がある横須賀から来た参加者を駅まで送る必要もあったので、途中で退席させて頂きましたが、半分ぐらいの方がお泊りだったそうです。

1年間、やってきた教室ですが、最後はやっぱり感慨深いものがあります

子どものことを考えれば考えるほど、大人が勉強しなくてはいけない。

そういった大人が気楽学べる寺子屋のような場所でもあり、また、農や自然といった人間が作り出した社会の土台となる生活の営みに1年を通して体験すること。

1ヶ月に1回のわずかな体験ですが、1年を通してその体験を積み重ねることは、必ずその人の奥底に何かが残ると思っています。

そもそも、こういった教室に参加される方は、何かしらの問題意識を持って参加しています。

それを頭だけでなく、昔ながらの生き方をされている高柳さんという人、高柳家という家、そしてその生活に触れることが、何かしら新しい道を歩み時の力になっていくんだと思います。

ちょびっと寂しいですが、これで1年が終わり、また来年度も新しい出会いがあるはず。

頂いたご縁を深めながら、また来年の出会いも楽しみです。

農村の生活にあこがれている、日本人はどういった生き方をしていたのかに関心がある、有機農業に関心がある、社会の色々な問題を語り合う仲間が欲しい、純粋に自然の中で自分をほっとさせたい、などなど、そんな人がいましたら、是非、この「食と命の教室」にお越し下さい。

来年2月から新年度がスタートします。

きっと、良いご縁になると思いますよ
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放課後子ども教室 芋&手裏剣など

2015年11月26日 | 素敵な空間・イベント
雨と寒さが続き、今日は小学校のマラソン大会は延期。

そして、午後から「放課後子ども教室」で焼き芋パーティーをやる予定でした。
午後は天気予報が晴れで、さてさてどうするか、ギリギリまで悩んでいたのですが、最終的には籾殻に火をつけて焼き芋をするには諸条件が厳しいと判断し、お芋を蒸して食べるだけに

しかし、子ども達は大喜び

「お芋は好き?」と聞くと、ほとんどの子ども達が「好き~」と大声で答え、びっくりするほど。
しかも女の子が特に「大好き~」と大きな声で叫ぶように答え、2本でもいけるなんて子も

しずかちゃんはお芋が好きだという設定は、本当だったんですね

そして、後半はブーメランにもなる手裏剣を作り、好きな色や絵柄を描いて飛ばしっこ

とっても楽しそうでした


それにしても9月からスタートした「放課後子ども教室」。

今回で5回目ですが、毎回色々なこと起きましたが、今回はとってもスムーズで、子どももスタッフのお母さん達も慣れて来たのかもしれませんね


「子どもの居場所作り、地域の大人が子供達に関わる拠点の1つ」という位置づけの「放課後子ども教室」。

私にとっても、とっても学びが多いです

学校は「閉ざされた場」でもあるのですが、それは社会の縮図で、一般企業だって役所だって、勝手に乗り込んで好き放題に関われるわけではないから「閉ざされた場」でもあるわけです。

一方で、きちんとした制度やルールに則れば、学校は「開かれた場」で、校長先生も教頭先生も一般の先生も本当に心広く暖かく子どもや保護者を迎えいれてくれます。

どんな場所でも関係性がなければ、勝手な思い込みが出来てしまうもので、きちんと関われば、お互いのことを理解し合えます。


「子どもを預かって頂いている」という感覚は、私の親世代はみんなあったでしょうが、今の世代はあんまり無い気がします。

でも、事実、集団だからできること、公であるから持てる理性、身につけられる習慣付けは多々あり、知識だけでなくそういった力をつけるには学校はとても有り難い場所です。

そこを学校に丸ごと預けてしまうのでなく、出来る範囲で地域の人や保護者も関わっていき、子供達にとって多様性のある居場所や価値観が育つようなきっかけになればと思います。

一定の思想や好きな親同士や子同士だけで集まっている集団は、良いところもあれば悪いところもあります。

そういったのは決して親だけの育児や、何かのサークルや部活などに属しただけではなかなか経験が出来ません。

もちろん、子供たちと関わらせてもらうことで、私も「学校の先生って、本当に大変だな~」とか「こういった保護者もいるのか」とか「お母さん達の子どもに対する愛情って凄いな」とか、「子供達は集団になるとこうなるんだね」といった色々なことを経験させてもらって、とても有り難いと思っています

1回1回の準備や運営がとってもタフな感じがしますが、これも来年ぐらいになれば気負いも無くなってくるのでしょうね。

それにしても、この「放課後子ども教室」という事業は、PTAや親父の会とはまた一味違った学校や子供達への関わり方が出来るとても価値ある事業だと思います。

成田市でもどんどん広がったらいいのにな~、と思います。
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冬の畑

2015年11月25日 | 農的体験・生活
ドタバタしておりましたが、畑にはちょくちょく顔を出していまして、先週まではボチボチ暖かかったのですが、雨が降る日が多くなり、今週は寒いですね~


さて、そんな畑の様子です。

1週間前の写真ですが、周りの高柳さんの畑は小麦が発芽して、きれ~いな畑になっています。


私の畑では、種採り用にとってあるオクラがまだ花を咲かしていました。
実はもう育たないですが、引っこ抜かなければ、寒さで壊死するまで、頑張るんでしょうね。


ニンニクは種を植えるのが9月中旬と遅めだったのですが、11月上旬までの暖冬の影響でもう十分越冬できるぐらいの大きさになっています。
今年は9月下旬以降の「暖冬」で、特に大根や葉物の生育が例年より早く、よく言えば豊作なのですが、一定期間に一定量を出荷する「計画栽培」の有機農業の現場では「葉物がどんどん大きく育っちゃって、困ったな~」という声が聞こえてきます


こちらは春菊。
春菊も9月下旬播きで「種まきが遅かったか。。。」と心配しましたが、暖冬と不織布をかけて育てた結果、11月中旬から収穫が出来るようになりました
我が家の春菊は、劇的に美味しいんです
えぐみが無く、甘みもあり、特に畑で採りたてをそのままパクっと食べると、さわやかな香りと甘みと旨味が口に広がって「春菊って、こんなに美味かったんだ」とびっくりします。

春菊は寒さに弱いので12月に入るとこのあたりでは出荷が出来ないこと、また収穫の手間がかかるので、みんな作らないので、野菜ボックスのお客さんには昨年から我が家の春菊を販売しています。
美味しいんですよ~


さて、こちらは11月に2週目に播いた空豆。
先週、芽を出していました。可愛い~


こちらも先週のスナップエンドウ。同じく可愛い芽を出していました


1週間たった現時点での寒空の下のスナップエンドウ。こんなに育ちましたよ


そして、間引きがまだ追いついていないまま、収穫時期に入ったニンジン君たち。

私は「黒田五寸」というニンジンをずっと作っています。
それは農家さん達が「黒田が一番美味いな」とみんな口を揃えていうからです。

しかし、発芽しにくく割れやすい、ということで、いまやほとんどの方が作らなくなりました。

でも、食べると食感や味がまるで柿のようで、うちの子供達はパクパク生のスティックを食べるぐらい、美味しいんですよ

毎年、裂根や割れがあったのですが、今年は初めて太陽熱消毒といって、透明ビニールを夏場に畑にはることで、太陽熱で病原菌やセンチュウといった虫を蒸してやっつけたました。
また肥料分も水蒸気で全体に行き渡るので、野菜にとって最適な土壌が出来るのです。

その結果、この6年で最高の出来の黒田五寸となりました

割れや裂根は無しで、ほぼ100%がA品という出来栄え

太陽熱って凄~い

葉っぱは炒め煮にし、実はキンピラにして美味しく頂きました




(土)(日)が埋まると、せわしなくなりますが、今度の(土)は「食と命の教室」で稲ワラ納豆作りをし、(日)は「出張もちつき」で千葉まで出かけます。

それが過ぎると、一段落、かな?

と思ったら、すぐに12月突入、師走ですね

まあ、とにかく体を大事にしながら、今年も残りの期間、無事に平穏に過ごせるよう、1日1日を暮らしていきたいと思います
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月桃餅

2015年11月24日 | 食べもの
隣のおばちゃんは、団地住まいとはいえ、ベランダに大根を干したり、その辺から刈り取ってきたドクダミを干してドクダミ茶を作ったり、ヨモギを摘んではヨモギ餅を作ったりと、色々な手作りが出来る凄い方です。

そんなおばちゃんが、月桃餅をくれました

うちの奥様は好きらしく、私も食べてみたら「お~、この香りは」と思うほど、美味しかった
こういったのを平常時に作ってしまうって、凄いですね~
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田んぼと畑の耕育教室 手打ちそば教室

2015年11月22日 | 農的体験・生活
子どもが続けて風邪を引き、母がちょこっと入院するなどで、ドタバタしながら迎えた11月の「田んぼと畑の耕育教室」

11月は恒例の「手打ちそば教室」で~す

今までは田んぼや畑での体験が多かったのですが、冬になってくると、農作物の体験は無くなってきて、農村は「加工・春への準備」の期間に入ります。

そばもその1つですが、お米と違って8月に播いて2ヶ月で収穫して穀物として保存できるのがそばの特徴。
山間部の地域によっては、「そばが主食で、米なんて年に1度食えたかどうか」というところもあったんですよ~。

さてさて、そんなそばを収穫し、天日干しし、自分で石臼製粉した根本さんの特性そば粉を使って、みんなでそば打ちです

私は「美味しい」と呼ばれるそば屋につれていってもらっても、感激したことはなく、「そばなんて、それほど熱中するほど美味いかな~」と思っていましたが、根本さんのそばを初めて食べたとき、そばに対して初めて「こりゃ美味い」とびっくりしたのでした。

その理由は、1つは挽いて1~3日ぐらいの挽きたてそば粉であるとういこと、もう1つは、そばの薄皮は緑色をしているのですが、そこもあわせて挽くので、香りが全然違うんです~

香り、甘み、歯ざわり、のどごしが揃った根本さんのそば、しかも自分で作るから美味しいに決まっているんです

さてさて、そのそばの作り方ですが、そば粉100%の十割そばだと、どうしても粘りがでないので、子ども達向けに2:8、ないしは3:7で小麦粉をつなぎとしたそばを作ります。

まず、その小麦粉とそば粉を粉をよ~く混ぜます。


そして、200gの粉に対して90ccの水を入れ、手早く指先で水を含ませながら混ぜていきます。
ここがやったことが無い人は、指にべとべとつくんですよね~。

そして、水と混ざったのを固まりにしていき、こねて三角錐のような形を作り、つぶしてピザのようにします。

あとは麺棒でひし形に伸ばしていきます。

根本さんの指導をみんなで真剣に聞いています。


お手本をみながら、子供たちも大人の手を借りながら麺棒で伸ばしみます。
まあ、大体が子どもがやることですから大人のように上手には出来ません。
でも、それをあえてやらせるのが、この教室の参加者の親御さんのいいところですよね~


あとは、細く切るだけ。
これは根本さんのそば。さすがです
細く切るのが難しいんですよね~。


あとは細さによりますが2~3分ゆでて、すぐに水でぬめりを落として出来上がりです

土曜日は40人ちょっとの参加者でしたが、日曜日はマックスの70人超えで、私はひたすらそばを水で洗っていました
さすがに疲れましたが、みんな「美味しい」といって喜んで食べていたので良かったです

さて、そば打ちに続いて、落花生の収穫です。
本来は10月に収穫するべきなのですが、イベントの都合上、11月に収穫しています。
落花生は自分で煎って食べれば、市販のものは食べれなくなるぐらい、香ばしさや香りが違うんですよ~



そして、こちらは恒例の自由遊び。
水槽に土や泥を入れて、もともと浮いていた藻のようなものと混ぜあって、大変なものが出来あがっていました
「ジャイアンシチューだ」と喜んでいる子もいました
まっ、なんだかんだいったって、大人が企画したものより、こういったフリーの遊びの方が子供は好きですからね


そんなこんなで今月も2日間、やりとおせました

無事、開催できてよかった

そして、来月はいよいよ今年の最後の開催月です。

高級食材の丹波黒大豆の収穫、餅つき、そして農家の根本さんとのお話会です。

今年も残すところあとわずか。

みんなで楽しめるよう準備していきたいと思いま~す
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日赤祭り

2015年11月14日 | 素敵な空間・イベント
日曜日、日赤病院にお見舞いにたまたまに行ったら、1階でなにやらお祭りをやっている様子。

全く知らなかったのでびっくり

・炊き出し体験
・病院長と病院を回ろう
・看護婦長と看護体験
・妊婦体験(重りを体につけてみる)
・義手、義足体験

といったものから、ボランティアスタッフによる

・バルーンアート作り
・絵手紙作り
・サンタカード作り
・から揚げ、ポテト、ピラフなどのフード販売

など色々やっていました。

お見舞いを済ませて、また1階を色々回ってみたのですが、うなり君が登場したり、日赤のキャラクターの「ハートラちゃん(耳がハートの形をしたトラ)」とか献血促進のキャラクターなど、3体の着ぐるみも表れて、子供達は大興奮

そして、きれいな貼り絵カードを作っているおじさんや、バルーンアートをしているおばちゃんに話を聞いてみると、「日赤の活動には病院事業だけでなく、ボランティア活動など色々な慈善事業があって、その1つとしてボランティアをしているんです」というお話でした。

そういえば、日赤って、そもそもがそういった団体で、病院はその1つだったけ、と思い出しました

普段はいわゆる「病院」というイメージしかなかったので、すっかり忘れていました


そして、例えばおじちゃんは、定年退職後、毎日、受付のところに立って、外来に来た人の受付サポートをしているとのこと
また、成田日赤には昨年までは800人、今でも750人ぐらいの子ども達が入院していて、その子供たちのために、毎月、季節にあわせて貼り絵カードを作ってプレゼントしているんだって

子ども達がそんなに入院しているということも知らなかったし、ボランティアをやっているおじさんの活動も凄い

おばちゃんは、おじさんのことを「この人はスーパーマンなのよ。だから特別。毎日、ほんとうに来ているのよ。私は月何回かしか来れないけど、それでもこうやってボランティアをさせて頂いているの」と活き活きと話されていました

おじちゃんは、毎月800枚近くのカードを作りつつ、毎日外来の受付補助をしているので「忙しい」とのこと。

こういったボランティア活動を成田日赤でされている人達がいるなんて、普段の日赤に病院っぽい雰囲気からは全く察知できなかったので、ちょっとびっくりしました。

一方で、今日は1階がなんだかんだでにぎわっていて、普段の何となく閉鎖的な病院のイメージから、明るい開かれた病院のイメージになっていて、とても良かったと思います

歩ける患者さんであれば、気分転換にとてもなったでしょうね~


ほんと、たまたまでしたが、地域のことでまだまだ知らないことがたくさんあるな~、と思った1日でした

定年退職してまだまだ元気なおじちゃん、おばちゃん達にとっても、こういった日赤のボランティア活動って、活躍できる場所の1つとして、いいですよね~


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本:菊池省三、学級崩壊立て直し 請負人

2015年11月14日 | 素敵な本
菊池省三先生の本をまた読みました。



以前、ブログで紹介した菊池先生の本は、実はこの本の後編になります。
(その時のブログは→こちら


つまり、私は後編を先に読んで、今回その前編を読んだという逆の流れですね

両方とも吉崎さんという、かつての菊池先生の教え子が関わっている本です。

構成としては、今回読んだ「前編が菊池先生が主たる著者」で、「後編が吉崎さんが主たる著者」になっています。

で、私はたまたま後編から読んだのですが、後編→前編という読み方でよかったと思いました

というのも、後編は吉崎さんというライターが、菊池学級の1年を第3者の立場を通して書いていまして、まさにドキュメンタリーのような感じで、リアルな教室の風景や菊池先生の取り組みがつかみやすかったからです。

いわゆる「問題児」扱いされた子と吉崎さんは仲良しになり、その2人のラインのやりとりなども書かれていて、現場のことが良くイメージできる無いようでした。

そして、今回読んだ「前編」は、菊池先生が著者なので、より具体的なメッセージと手法などが沢山盛り込まれていました。

初めて読んだのであれば、ちょっと多すぎていっぱいいっぱいに感じるぐらい

「へ~、こんな先生もいるんだ、こんなことも考えているんだ、こんなこともやっているんだ」というのがたっくさん詰め込まれていて、消化不良を起こしそうなぐらいです。

でも、後編で1年の流れや教室の風景などをつかんでいたので、この前編は、もう一歩踏み込んだ「菊池先生の狙い、メソッド、メッセージ」のより深い解説という感じで読めたので、1回で読み通すことが出来ました


で、一番感銘を受けたのは「菊池先生の教師としての信条」です。

例えば、教師というのはある程度、権威として教えることは教える、というものです。

勉強というのは本来、勉めることを強いる、と書くぐらいで、子供たちに多少押し付けでも教えるべきことは教える、ということを熱く強く書かれています。

何を教えるのか?というと、算数がどうだとか国語がどうだ、ではなく、「公」という概念であったり、「野性と個性は違う」ということだったり、「人の意見を聞く力、人の気持ちを読む力、自分の意見をまとめる力、自分の意見と伝える力といったコミュニケーション能力」など、「これから中学生という、より大人に近づくために必要な力」を教え込む必要がある、ということを明確に書いています。

特に、最近は「公」という概念がなくなってきていることに危機感を表しています。

また、単なる「群れ」と意思統一された「集団」の違いも明確にしていて、例えば、教室から体育館へ移動するときに、1人1人が勝手バラバラにワイワイガヤガヤ移動するのは単なる「群れ」であり、整然と整列しながらきちんと移動するのは「集団」といった定義として、子供たちにも伝え、理解させています。

特に最近の子ども達が、例えば学校という公の場所で自分の思ったとおりの言動を好きなようにしてしまうのは、個性でもなんでもない単なる野性だと指摘しています。

公の社会での当たり前で変わらないルール、集団の規則などの枠組みの中で発揮できるのが個性だという指摘です。

そして、「野性」と「個性」を履き違えている、という原因は親にあるのですが、その親があまりにも「情報不足」に陥っているということも指摘します。

特に、補導・少年院入りなどの子どもが100人に1人はいる菊池先生の地域では、そういった親が多く、わざとやっているのではなく、子どもに対する教育というのはテレビで見聞きしたことぐらいしかない、という現状で、昔は「世間」「公」という概念があったことさえ知らない親が多いのが問題の背景にあると書いています。

そして、それは社会の問題である、という指摘をしています。

つまり、子の問題は親の問題で、それは社会の問題である。

つまり、学校が特別なのではなく、学校は社会の縮図だといいます。


これは私も全く同感です。

私も、以前から「子どもに問題があっても、子どもが悪いのではなく親が悪い」「親に問題があるのは親に全責任があるわけではなく、そういった親を作った社会が悪い」、だから子どもの問題を考えるならば、私達大人が自ら言動を省みて、大人こそが勉強しなくてはいけないし、自分達がかかわりを持てる社会=地域をよりよくしていく活動に参画しなくてはいけない、という持論を持ってきました。

その一環が、「みんなの農村ネットワーク」でもあり、最近始めた「放課後子ども教室」という学校とかかわりを持ちながら子どもたちの居場所作りをする活動です。

そして、ゆきつくところ、全ては「教育」につながると思っているので、「セカンドスクール」という寺子屋のようなものを作るのがライフワークとなっています。

大人も子どもも、本当に意味のある勉強を出来る場所が必要、という信念です。


そんな信念を揺さぶられるようなことがたくさん書いてあるのが菊池先生の本です。

そんな菊池先生も、「自分の子育ては失敗した」、とそのエピソードも書いてありました。


いずれにしろ、菊池先生の信条に大変共感を覚えます。


そんな菊池先生のオフィシャルサイトがあるのを知りました。
まだ、出来立てほやほやのようですが、関東に来たら是非お話を聞きにいってみたいな~と思います
http://www.kikuchi-shozo.com/





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カマキリの産卵

2015年11月11日 | 農的体験・生活
朝の風も止み、暖かい日差しの下で畑でサツマイモの収穫やらなにやらしていたのですが、ふと脇のやぶに青く光る不思議なものが。
「何だろう?」と近寄ると、何かが動いている様子。。。

良く見ると、カマキリの産卵中でした

木の枝にくっついている薄茶色の卵は良く見ますが、こうやって産んでいるところを見るのは初めて。
産みたてって、こんなに青く宝石のような美しい色なんですね~

お邪魔しちゃ悪いと思いながらそ~っと近づくと、カマキリの目はなんだか既に死んでいるカマキリの目になっていました
体も微動だにせず。
既に全生命力を卵に移行させているかのようで、卵を産むお腹の先っちょだけが、別の生き物のように動いていました。

何か神々しいというか、とても崇高な光景を見ているようで、手を合わせてからその場を立ち去りました。

子どもが見たら「お~、見てみて」と興奮していじっちゃうのかもしれませんが、大人になってから見ると、こういった命の灯火を消しながら次の命をつむぐ出産風景というのは、カマキリのものであっても、何か触ってはいけない神様のような感じで見えるものですね。
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写真いろいろ

2015年11月08日 | 自分の時間
先週は色々あって久々のてんやわんやでした

水曜日に大きな商談会に出ることになっていて、その準備で月曜日は力を出し切り、火曜日は年に1度の「寺田本家酒蔵見学会」で1日イベントを運営し、水曜日は朝から幕張に行きイベントで商談などを行い、その後、高速で大栄まで戻り、野菜ボックスの集荷と配達。

こんなドタバタがあったので、月曜日に勘違いが起きていて、野菜ボックスの発注件数を間違っていたり、お米の注文を忘れていたり、また、卵屋さんが注文とは違った卵を入れていたり。。。

木曜日は水曜日の穴埋めで、農家さんのお手伝いやらお米やら卵やら、また奥様の勘違いでドタバタ。。。

金曜日は(月)から探していたカメラがとうとう見つからず、取材先にもう一度写真を撮りに行ったり、お米を配達したり。

そして子どもが高熱を出したりと、まあ、色々起きて、積もる週は色々なことが積もるな~と思った1週間でした


そんな中で、新しく来たカメラちゃんはニコンのデジカメ

今回紛失してしまったカメラは、多分9年近く使っていたオリンパスの愛着あるデジカメだったのですが、いつかひょこっと出てくるかもしれませんが、一応新旧交代ということで、早速農家さんの取材で活躍してもらいました。

そして、その初日は成田をぐるりと回り、100kmぐらい車で走ったのですが、夕方に神崎町あたりの利根川沿いの道を走っていると、夕焼けの空がとても美しかったのです

この空をみて思ったのが「お~夕焼けのグラデーションと虹のグラデーションは同じじゃないか」というもの。
超感動的なほど美しかったです
購入初日からこんなきれいな写真が撮れて、カメラ君もよかったね~。


その他、諸々、撮ってみました。

火曜日の寺田本家さんとのイベントで買ったお酒はお預け状態だったのですが、ようやく一息つけたので、「五人娘」の生をちびりと。

良く考えてみると、私は香取か醍醐のしずくかむすひしか買わないので、五人娘は確か買ったことが1回ぐらいしかなかったはず。

その「生」は買ったことがなかったので、今回、試しに買ってみたのです。

その感想は「お~、これは普通に売っている一般的なお酒に似ていてきれいな味で、美味しいね。でも俺はやっぱりむすひだな~」というものでした

端麗辛口というか、さわやかなすっきりするお酒はどうも美味しいと思えない体質になってしまっているようですね



これは、おかげさま農場の事務の方から頂いたレモングラス。
大量の「すすきの葉」のようでしたが、確かにレモングラスの香りが
生葉で1~2日は飲んでいましたが、とても処理しきれないので、ベランダで干しております


これは、大栄みみずの会の農家さんから、自家用で育てている「玉里」というちょっと昔の品種のカブ。
お母さんいわく「昔のかぶは今のかぶと違って、もっと柔らかくて、こう美味しかったよな~」というのですが、確かに柔らかくて甘みがあって、とりたてでも全く辛味がありませんでした

全ての野菜は「流通に適したもの」という基準から、割れにくい(=皮が硬い)というものが多く、また大きさや病気なども販売に適したものが主流にならざるを得ない状況です。

そんな中、自家用に作っているちょっと前の品種と言うこのかぶ、確かに甘くて美味しかったです


また、現在、我が家には大量にサツマイモがあります。

これは(月)に私の畑から掘り返してきたベニハルカ。

しっとりとっても甘くて美味しい品種です

なお一般的に収穫して1ヶ月してから出荷するのがベニハルカの慣習だそうです。
確かに、寝かせば寝かせるほどとろ~りとしてきますからね。
今年は年明けまで保存してみようかな?


これは(土)に掘り返してきた安納芋。
自分でも植えているのを忘れていたのですが、掘り返してみて「あっそういえば安納芋、植えていたんだっけ」と思い出したやつです



まあ、そんなこんなで、新しいカメラちゃん、今度は無くさないように気をつけながら、これから色々なものを撮ってもらいたいと思います
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