モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

バランスが大切

2011-11-16 00:31:00 | 大人 日本画
Isigamihana_2石神 岩絵具
赤尾です。水曜午前大人クラス、石神さん2枚目の日本画も、遂に完成しました。めずらしい品種のロマネスコブロッコリーや紫色のカリフラワーをモチーフに選び、ごつごつした質感までよく観察して描き上げました。
一枚目の日本画からもお判りいただけるように、石神さんはとても几帳面な方です。作品の下絵もデッサンだけで作品になりそうな位しっかりと描き込み、転写、骨描き(墨入れ)、下地づくり、着彩に至るまでの工程を、ひとつずつ慎重に進められてきました。少し絵を進めては離れて客観的に作品を見つめ、また描く・・・といったように、一歩一歩作品を完成に持って行く姿が印象に残っています。
今回のブロッコリーのように無数の凹凸があり、描きどころだらけのモチーフは、どの程度描写するか、どこで絵を完成にするか悩み所だと思います。
絵は全体の見え方のバランスで決まると言ってもいいので、一部分を描くとまだ描いていない他の部分が気になり、そこに手を加えると今度は別の部分が気になって・・・という経験、みなさんにもありますよね?
石神さん曰く「掃除と同じでどこかを綺麗にすると他の細かい部分も気になっちゃったりするじゃないですか?これも一ヶ所仕上げるとこっちが気になって・・・、と筆の置き所がわからず苦労しました(笑)」と掃除に例えられており、ついこの例えには頷いてしまいますよね。
全体を同じくらい描きこんでしまうとせっかくの描写が散漫になったり平面的な絵に見えてしまいがちです。
何度も離れて絵を確認し、再度手を入れて・・・と繰り返したおかげで、メインである右側のロマネスコブロッコリーにパッと目線が行き、つづけて他のカリフラワーやまわりの空間に視点が動く、バランスの取れた作品に仕上がりました。
また大胆に空けた空間には砂子(箔を茶漉しなどで細かい砂状にしたもの)をふりかけ、絵に華やかさをプラスしています。
広い空間と野菜がうまく調和した心地良さを感じますね。食事をする部屋などに飾りたいです。
また石神さんの最終目標は水墨画を描くことなんだそうです。一発で線を決めなければならない水墨画は、日本画とはまた違う難しさがありますが、石神さんの絵に対する真摯さを見ているとぜひ挑戦していただきたいな・・・と思います。近々実現させましょう!

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ギャップは恋の落ち所

2011-11-15 21:42:33 | 大人 水彩
Kikutimizube菊地 透明水彩

古い写真のような少し色褪せた色味でありながら、瑞々しい透明感はフレッシュで爽やかな印象を与え、その独特の色使いに引き込まれます。並外れた色彩感覚の持ち主なのは間違いありません。
黒を使わず影を追っているので、なんとも言えぬ美しい深い色合いが画面を引き締めています。
また紙の白さを活かした水たっぷりの薄塗りが、降り注ぐ光りの透明感を表し、森にある水辺の空気を感じさせています。
透明水彩の技法を知り尽くし、細部の描き込み・手の抜き方まで細かく計算しつつ、偶然も活かせる力量はもはや先生要らず。すばらしい作品です。
が、「菊地さん、これブログに載せるので場所教えて下さいよ。」と聞いたら、「えーっと、滋賀県の山奥のどこか?」と気の抜けたお返事が…
完璧な水彩画を描く方の適当過ぎる答えに、ギャップ萌えしたのでした☆   オバラ

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軌跡

2011-11-14 04:31:00 | 小学生 絵画
20111114
左:あみか1年生(2006/11月) 右:あみか6年生(2011/11月)

どうも!ジャンクフードしか食べてないのに、健康診断に行ったら意外とバッチリ健康体でなんだか逆に期待を裏切られた気分のした幸介です!不健康な箇所が見つかったら「療養」と称して旅行でも行ってやろうと思ったのに……

そんな話は置いておきまして、本日ご紹介するのは上記小学生クラスのクレヨン画!!2枚ありますが、両方とも同一人物の作品です。左が5年前の1年生のときに描いたもの、右が最近の授業で描いたもの。制作者のあみかのことをかれこれ5年以上も見ていますが、やはり毎週会っているとなかなか成長をハッキリと認識するのは難しいもの。しかしこうして並べてみると、成長が手に取るように分かりますね!!っていうかここまで上手くなるもんなんですね…なんだか感慨深い。

1年生のときには偶然性を内包したランダムで危うい魅力が、最近の6年生になってからの作品には安定した描き込みや磨かれた色使いのセンスなどの魅力がありますね。どちらの絵も好きです。甲乙つけがたいとはこのこと。

小学生クラスには低学年時から通っている子が沢山いますが、小学校の6年間をずっと毎週通い続けてくれたということは、よくよく考えるとけっこう凄いことなのかも!?と最近感じます。そして同時に、とてもありがたいことですね。彼らの人生の半数以上を目の当たりにしてきてるし、学校の先生よりも把握してるかも?なんて自画自賛したいくらいです。

6年生達が小学生クラスを卒業するまであと僅か、残りの時間も存分に精進せねばな、と思いました!

田中幸介

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秋晴れの空と

2011-11-13 03:55:00 | 大人 パステル・色鉛筆・他
Pb130484

    出町  パステル  


無性にチョコレートが食べたくなる季節ですね。酒井です。カカオ80%くらいのが眠気覚ましにも丁度良いです。


今日は日曜クラスの出町さんのパステル画を紹介します!以前描かれていた水門のパステル画も印象的でしたが、あの爽やかな印象とは一転、どこか懐かしい秋の雰囲気が漂う一枚です。この建物は江戸東京たてもの園という野外博物館に展示されていて、明治時代に建てられた派出所だそうです。以前は神田の万世橋のたもとにあったものが、そのままトレーラーで運びこまれて来たとか。(ちなみに私は、たてもの園が学校の近くにあるので実物を見たことがあるんです。)

元の建物よりも少しオレンジ色を強めに入れることでほんのり優しい印象を持たせ、古びた壁の表現なども繊細に表現されています。手前の真っ赤な郵便ポストのせいもあって、とても可愛らしい雰囲気の交番です!空の色も青すぎることなく、秋晴れのスッと抜けるような色が絶妙ですね!パステルはもう何作も完成されている出町さん。ご自分のパステルセットを広げ、綿棒やフキサチーフなど道具を駆使してどんどん制作を進めていかれる姿は手慣れていて、もう職人だなぁと思うほど。次回は一体どんな作品を見せて下さるのか楽しみです!

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学生もいろいろ

2011-11-12 01:22:00 | 学生
Akaneyunnson左 茜 高3 『生理的嫌悪感』 日本画(銀箔) 右 ユンソン 高2 『無題』 パステル

チノです。
本日は土曜午後クラスの学生たちの作品をご紹介します。じっくり描いたり、お休みしたり、違う課題やってみたり・・・と、学生たちもなにかと時間をかけて制作しています!
まずは日本画に初挑戦した茜ちゃんのコメントから。
「日本画がやっと完成したのでうれしかった。蛇を描こうと思ったのは単純に蛇が好きだから。蛇は嫌なイメージがまとわりつくけど、強くてカッコいい生き物だと思う。」
普段の話し方、物腰は大人しくて優しい雰囲気なのに、絵の世界は何を描いても力強く、かっこよさが漂います。毎回そのギャップに「ドキッ」としたりするのですが、今回も他の2人は花を選んだのに、一人「蛇」に挑戦!ウロコや色合いで悩みましたが、葉っぱをビビットな色にすることで銀箔に負けない画面になりました。

続いて、いつもマイペース、上手いのに、自分の作品に決して満足することのない、ある意味でストイック?なユンソンのパステル画です。
学生クラスの生徒は、こちらが終わりにしても・・・と言っても、「まだ描きます」と宣言する子の方が多いイメージですが、ユンソンはいつも「おわりましたー」「これで完成でいいですかー」の常連さん。描く力はあるんだから!!!とつい喝を入れがちなコメントをしてしまいます。ポットの質感なんて、とても良く描けています。

学生も色んなタイプの子がいて楽しいです♪

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チャチャッと日本画?

2011-11-11 21:04:34 | 大人 油絵・アクリル
Satoukouyou佐藤 油彩

オバラです。生徒さんと飲み会をすると、プライベートで楽しいお話や、ディープで濃いぃお話、意外な一面などを拝聴・拝見できて、本当に有意義な時間を過ごせるのですが、(50歳上の方に「恋をしなきゃダメだ」と説教されて恥ずかしがる酒井先生や、酔っ払いのお姉様に「なんでそんなにクールなのよ?」と絡まれる田中先生、会話裁きが上手すぎて「飲み会って先生達は業務なんですか?」と突っ込まれる千野先生を見てるのも、ひっじょーに面白かったです!)中でも一番嬉しかったのは、アトリエについてご意見ご要望を言って頂けたことでした。
今回勉強になったのは、20代30代40代の方は意外にも“優しくされたい願望”が強く、50代以上の方は“厳しくされたい願望”が強いということ。理由は
ヤングチーム「会社でも家でも叩かれてるから、趣味くらい楽しく気持ちよくやりたい。」
アダルトチーム「この歳になると叱ってくれる人は皆無だから、趣味くらいチヤホヤされずに率直な意見を聞きたい。」
とのこと。うーん、そうですよね!その通りですよね!了解しました!

という事で…
アダルトチーム水曜午前クラスの中でも1・2を争う、おおらかに人生を謳歌されている(ように見える)女性・佐藤さんの「こんな感じでいいかしら♪」にも負けず、ビシッと「水の色が紅葉に負けてます!ここが一番の見せ所なので頑張りましょう!」と強気で意見を言ってみましたが、「あらー、まだー?早く持って帰って飾りたいわー!」「最近先生辛口よね?」に、脆くも揺るがされそうになることしばしばでした。
しかし粘った甲斐があってこの作品は、今までの佐藤さんの油絵制作の中では一番時間を掛けましたので、実に深みのある紅葉になっていると思います。少し軽い色調になってしまった時に、もう一度暗い色から塗り直し明るい色を重ねた為、奥深い森の雰囲気が出ました。また水のエメラルドグリーンが効いて、神秘的なムードを漂わせています。
今の季節を美しく彩れる秀作ですから、どこのお部屋に飾っても映えそうですね!お疲れ様でした!

さて、そんな佐藤さんが「人生で一回くらい日本画にチャレンジしようかしら?」とおっしゃいましたぁー!「アタシが日本画向きじゃないのはわかってるから、手早くパパッとね☆」なんて、豪快な言葉が出ましたよ!佐藤さんに惚れ惚れです!

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ビー玉の足跡

2011-11-10 22:12:38 | 親子
Oyako1
親子クラス

すっぽりと体が納まってしまうほどの大きなダンボールの船が登場?!
まずはみんなダンボールの中に入って遊んでます。

今日はダンボール工作の日?
いえいえ、ダンボール工作ではなくて、ビー玉を使った水彩画です。

絵を描くときには、筆・クレヨン・色鉛筆など画材を使い自分の意志で線を描いていきますが、筆に変わってビー玉に絵の具をつけて紙面をコロコロ転がし偶然に生まれた線で描いていきます。
ビー玉が勝手にコロコロと思いがけない方向に転がっていくので、どんな線が描けるかどんな色が混ざり合うか、最後まで画面は予想もつきません。
参加者全員でダンボールを傾けたり、ビー玉を転がしたり、BIGな抽象画の完成です!

Oyako2

そして個々の作品は、小箱の中でビー玉コロコロ・・・・とにかくたくさんたくさん転がしてました。
ビー玉の動きも楽しく、偶然にできた線の模様も美しく、転がす手が止まりません。

親子共同で制作した丸型の額縁も素敵なコラージュになりましたね!
親子で相談しながらでも良し、お母さんのセンスでも良し、お子さんにお任せでも良し。それぞれのペースでいきましょう。

未就園児の造形あそびとして始めた親子クラスですが、家事育児に追われる子育て真っ最中のお母さんにとっては何かに夢中になれる貴重な時間にもなっているようです。
最近は1歳未満のきょうだいをおんぶして参加される方も多く、親子5組といっても人数にすると13人になる日もあり賑やかになってきました。

まだ11月になったばかりですが、親子クラスは月に2回の授業なので、年内の授業は残り3回です!!
次回11月29日(火)10:30~11:30
ご予約お待ちしています。

伊藤

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年賀状印刷のすすめ

2011-11-09 01:18:00 | スタッフ講師
赤尾です。
来年の干支である、龍を描かれている方が増えてきました。
またこの前の写真部で撮影した風景を年賀状にされる方もいらっしゃるかもしれませんね。
自宅のプリンターなどで印刷するのも良いですが、実は印刷会社に頼んでも安く綺麗にポストカードを作ることができるのをご存知でしょうか?
日本画や水彩で大作を制作されている方は、もちろんご自宅のプリンターでも良いのですが、せっかくなので和紙や水彩紙など、紙にまでこだわってほしいな・・・と感じる方もいらっしゃり、ぜひこの機会に活用していただければと思います。
会社関係や親戚の方など送り先が多い方なら、特殊紙を買って自宅のプリンターで刷るよりも手軽で綺麗に仕上げることができますし、値段も自宅で作る場合とあまり変わらないかもしれません。
自分で編集しなければならないため少々の技術は必要ですが、年賀状作成ソフトなどをお持ちでしたら文字入れなどは簡単にできると思います。はがきサイズのデータを作ることができればあとは印刷所にデータを入稿するだけですし、親切な会社さんであれば入稿方法の相談にも乗っていただけるようです。

■自分で作ったデータを年賀はがきに印刷できる郵便局のサービス。
http://print.postal-jp.com/nenga

■年賀状印刷の他、データ作成などにもソフトが揃っているので便利なキンコース。
http://www.kinkos.co.jp/office/self.html

■展覧会のDM作成などでもお世話になったグラフィックさん。
マーメイド紙や吉祥紙などなど、特殊紙が豊富で刷ったときのイメージを考えるだけで楽しい!(特殊紙は年賀はがきではないのでお年玉はつかないですが、何より紙にこだわりたい方はぜひ!)
http://www.graphic.jp/
どの会社さんも小部数から対応してくれます。

また作品の撮影からこだわりたい方は、絵画写真のプロにお任せするのもおすすめです。
■小原先生がよく展覧会を開催しているあらかわ画廊ご用達、京橋にある絵画の写真屋さん。
MGMフォトサービス
中央区銀座1-21-5
03-3535-5435
1枚2500円で撮影でき、CD-ROMもつけて郵送していただけます。(切手代は別途)

他に良い会社さんやサービスがあれば教えていただけると嬉しいです。
年賀状に作品を使われる予定の方は、参考になれば幸いです!

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クレヨンの底力

2011-11-08 23:55:28 | 小学生 絵画
Kureyonall
オバラです。
今日は小学生クラスのカリキュラム『ピンホールカメラ』の為の暗室を作ったのですが、窓の目張りが完璧過ぎて(完璧じゃないと現像できないんですけどね)、学生クラスの子らから「アトリエ真っ暗だから今日休みかと思って、帰ろうとしちゃったよ!」と言われてしまいました。
明日からの大人クラスの皆さん、休みではありませんので室内の暗さに騙されないで入室して下さいね!
ハッ!外部の人からは潰れたと思われる可能性が高いかも…
まぁ、それも面白いっか!

小学生クラスのクレヨン画、ほとんどの子が完成しました!
しつこくしつこくダメ出しをしたので、この出来は油絵以上かも?
毎年カリキュラムに入れたくなる素晴らしい作品ばかりで、大人クラスで絶対流行らせよう!と固く心に誓いました。我々スタッフのしつこい勧誘に負けて、ぜひ一度はクレヨン画にチャレンジして頂きたいです♪
負けるが勝ち!

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途中経過

2011-11-07 04:52:00 | 小学生 絵画
20111107
小学生クラス 共同制作 クレヨン画

どうも!先日の写真部では飲み会にのみ途中から参加させていただきましたが、初めてお会いする方やお久しぶりに話す方もいて、小原先生に「飲み会の時間短くないっすかね!?」と聞いてしまうほど楽しませていただきました!!ただひとつ悔やまれるのが、会話に夢中になって山本さんの飲まれていた”ガリガリ君サワー”をオーダーし忘れて飲めなかったことですかね……

話は変わりまして、皆様アトリエに最近置いてある大きなクレヨン画にはお気づきかと思います。大きなベニヤに、月曜から木曜までの全小学生クラスが少しずつ手分けして制作している共同制作作品です。鉛筆での下描きは、右からルノワールの模写を千野&小原先生が、真ん中のモナリザを酒井先生が、左のよく分からない絵を僕が担当しております。

もともとこの大きなベニヤは、11月の『ピンホールカメラ』の課題を行う際に、アトリエに暗室を作るため(写真の現像まで小学生クラスの皆にやってもらいます)に用意した暗室の壁用のものでした。そして「どうせベニヤを用意するのなら、ちょうどクレヨン画のカリキュラム中だし絵を描いてアトリエの商店街側の窓辺に展示しよう!」となったわけです。それにしてもこのクレヨン画、色数の少ないクレヨンのみとは思えないくらい渋く深い色合いまで出せつつあります。どうです?大人クラスの皆様もどんどんクレヨン画がやりたくなってきてはいませんか!?

次のブームは「クレヨン画」になるのか、はたまた小学生クラスでも「ピンホールカメラ」の課題ですし、カメラがさらに大ブームとなるのか……老若男女が混ざり、かつ交流のあるアトリエならではの現象ではありますが、今後のミオス内のブームに目が離せませんね!!

田中幸介

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シャッターの隙間に・・・

2011-11-06 05:59:00 | 大人 油絵・アクリル
P9140439_3


      石山 油絵

酒井です。先日はミオス写真部、夜の部だけですが参加させて頂きました!皆さんとたくさんお話が出来て、本当に楽しい時間でした。こういう機会に恵まれて、本当に幸せだなぁと思います。ありがとうございました!

さて今日は、水曜クラス石山さんの油絵をご紹介!一見すると、ん?と思ってしまいそうですが・・・・よく見てみて下さい。なんと、シャッターに挟まったシベリアンハスキーなんです!!どうしてこうなったんだ?という疑問と、ハスキーのなんとも言えない表情があいまって、思わず笑みが零れてしまいます。この絵、石山さんご本人が撮った写真を元に描かれているのですが、別にシャッターに挟まって抜けられない!の図ではなく、涼しさを求めてここから顔を出しているだけなんだそうです。ご心配なく!

しゃがみこんで撫でまわしたくなるようなふかふかの毛並みも丁寧に再現されていて、とっても可愛らしいです!大人っぽくなりすぎてしまう・・・と苦労されていた表情も、ちょっと切なげでうるっとした子犬らしい表情になりました。サインがタイルのラインに沿って斜めに入っているところにもセンスを感じます。多彩な色彩でいろんなモチーフに挑戦していく石山さん、2枚同時進行中の次の作品もお楽しみに!!

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ミオスの禁じ手?

2011-11-05 02:09:00 | 大人 パステル・色鉛筆・他
St330549太田   タイトル:まね   水彩色鉛筆

チノです!先日のミオス写真部には、夜の部(飲み会)だけ参加しました。もう喋りっぱなしで、御飯食べなくてもお腹がふくれるくらい楽しかったです♪
今日は、その写真部の発起人、太田さんの写真。。。ではなく絵画をご紹介します!(狙ったかのようなナイスタイミング♪)

初めに書きますが、今日のブログは長くなりますよ~~~!(笑)
まずは太田さんのコメントからどうぞっ。

___
印象派の「マネ」ではなく、「真似」の方です。ミオスでは禁じ手である(笑)塗り絵をして、色の塗り方を真似てみようと思いました。なので、下絵はできている「大人の塗り絵」の本を使いました。

本の中にある下絵に色を塗ってしまうと、同じものを2度3度描けなくなってしまうし(描くこともないと思うのに、ケチりました。)、コピーをしたところで、コピー用紙は水彩に耐えられないものなので、トレースをしようと思いました。

ところが、とても細かい下絵であったために、トレースが難しくて、結局ゼロからやり直し。しょうがない。デッサンから始めました(これで先生からアンチミオスの目で見られなくなりました。(笑))。

ちょうどその頃、ブログ2011-04-11の寺山さんの記事を目にして、幸介先生の説明をよく読んで、寺山さんの作品の出来栄えを見ながら、色の前の下絵の描き込みって大切なんだなあ、ということを改めて身に染みたところでした。私は下絵はそこそこに、すぐにでも色に入りたい、というのがいつものパターンでしたが、今回はかなり下絵を描き込みました。

色に入ってから、途中、何度も壁にぶち当たりましたが、ここを乗り越えられると自分を信じて、前進しました。なんとかやってしまうものなんですね。

原画からイメージを膨らませて、色も多彩になっています。ブログ2011-10-22「模写」のチノ先生の言葉通り、「模写というのは、「絵をそのまま写す」という事だけではなく、そこから感じた事を足していったり、」を自然とやっていました。

水彩色鉛筆。これもミオスではどうもアンチっぽい代物ですが、正統に位置づけるために、がんばっています!
___

この作品、見たことある方いると思います。「薔薇の絵」で検索すると必ず出てくるベルギーの画家、「バラの画家」として知られるピエール・ジョゼフ・ルドゥーテの代表作です。原画は 銅版画に手彩色による修正が施されている作品で、とても細かいのです。。。それを手でもう一度描き起こすという作業はまるで苦行のように思えました!そして、色に入ってからも、少しずつ色を重ね、重ね、重ね、(家でも作業をし)さらに重ね、 時間をかけて完成させました。右下のアネモネは中心部がさらに細かいので最後まで微調整をくりかえし・・・
St330551よく見ると、黄色が見えたり、赤が強い部分、寒色系の部分などあり、複雑な色身になっています。

しかし、全体で見ると軽やかな印象です。近くで見ると色が混ざって複雑なのに、遠く離れてみると軽やかなのは色鉛筆ならではの特徴かもしれません。葉の一枚一枚が違う色味をしているのが繊細さを引き立てていますね~。

次回は日本画を・・・という話でしたが、月曜クラスの皆さんのように、クレヨンでざざっと短時間で仕上げる制作を挟むと息抜きにもなり丁度よいのでは?!と思ってしまいました(^^)

水彩色鉛筆が「ミオスではアンチっぽい?」についてはさらに長くなりそうですので、気になった方はアトリエで聞いてみて下さいね♪


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祝!初撮影会

2011-11-04 23:10:10 | 大人 イベント
Shasinnbu
オバラです。行って来ました『ミオス写真同好会撮影会in奥多摩』!
土曜午前大人クラスの太田さんが発足させた生徒さん主催の写真同好会ですが、現在の会員数25名の内撮影会参加者16名で秋の祝日を楽しんでまいりました。
紅葉には早すぎましたが寒くも暑くもなく、歩いて絶景スポットを探すにはちょうどよい気候。現地で顔合わせした後は皆様それぞれ(団体あり、単独行動あり)散策されたようです。
私は早々に酒造に立ち寄り、澤乃井の一升瓶買って、地ビール買って酔っ払い、フラフラ河原を歩いてみましたが、奥多摩は景色がよくスケッチにもよさそうですね!

では早速写真と一筆ご紹介
(まだ送られてきそうな予感がしますが、とりあえず今のところアトリエに届いた4枚)

左上 出町さん
昨日はお疲れさまでした。
ベストショット、悩んだのですが、これにします。

右上 英保さん
『何を語る?』
どの写真にするか迷いましたが、ほほえましいシーンと思ったので、これにしました。

左下 内田さん
今日のベストショットを添付します。
景色ではないのですが、、、
レトロな感じがでるかなーと、カメラと日本酒の小瓶をパシャリ。

右下 椎原さん
『御嶽の大河童様』
休憩しているところを激写いたしました。
おおっぴらに休憩しているにもかかわらず、
誰にも気づかれていないところ、さすがと思い
そっとお撮りした一枚です。


さて、夜はお待ちかね『アルコール同好会』開催です!
撮影には参加できなかった方も合流して20人の大宴会になりました!(最初っからヘベレケで写真撮り忘れました!)
半世紀以上年の差のあるほぼ初対面の面子が、4時間以上笑っていられるってすごいですよね。
楽しすぎる一日を企画して下さった太田会長に心より御礼申し上げます。
どうぞ写真同好会ブログにてその他の写真もお楽しみ下さいね♪

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写真増えました!

2011-11-04 17:43:00 | 大人 イベント
Shasin2
オバラです。やっぱり写真が増えましたよ!

左 奥さん
フィルムで撮られたので、急いで焼いてわざわざ写真をお持ちになって下さいました!
ありがとうございます。
たくさんお持ちになった中から「カヌーのこの赤が効いてるから」と選ばれた一枚です。

真ん中・右 上橋さん
ミオス写真同好会撮影会in奥多摩の結果をお送りします。

一番頑張ったという意味でのベストショット、と勝手に解釈した一枚です...バランスを崩すと、川に落ちるようなところで撮りました。

写真としてはいまいちなので、露光を下げ、白とび軽減し、コントラストをいじり、周辺露光を下げる程度の軽い補正をしてごまかしてます。

さっそうと歩かれている小原先生の写真が、思いのほかよかったので、おまけとして添付します。

ぎりぎり今日中で、すみません。


キャー、上橋さんにいつの間にか盗撮されていました!嬉しい!?
ミオスの旗代わりに目立つかと、頭にかぶっていた水色の手ぬぐいがちゃんと役割果たしていたのが確認できてよかったです!
今からでもアップしますので、まだ送ってない方はアトリエまでどうぞ!
Shasinn3_2

と言ってたら、太田写真同好会会長から届きました!
会長は無理がたたって、現在風邪気味。いっぱい頑張ってくださり、本当にありがとうございました!
以下太田さんから

上橋さんの写真に連れて、先生の姿をもっとはっきりさせたものをお送りします。
何をお参りするやら。登っていきます。ひとりじゃ絶対恥ずかしい姿(笑)。
澤乃井園でいっぱいお買い物をした荷物を持つ姿が、また旅情をそそります。
奥さんのカヌーの赤じゃないですが、先生の靴の赤も効いてます。

この格好で一人で電車乗って帰りましたよ♪大学の卒業式は祖父の形見の紋付羽織袴、摸造刀付きで出席した位なので、こんなの平服です!手作り衣装の仮装大会では何度大賞取ったかわからないっす。

Shasin4
ぜーぜー、もう一人来ましたよー!再び盗撮です!
以下斉藤さんから

昨日は、遅くまでお付き合いいただきありがとうございました。
ミオスの飲み会は、毎回新しい発見があって楽しいのですが…今回は特別ビックリでした。
宿題の画像、1枚提出します。タイトルは『研究熱心な月曜日代表』です。
では、また月曜日に♪

あはは、上橋さん、代表になってるー!
上の上橋さんの写真がどうやって撮られたかわかって面白いですね。

追伸
写真小さくてすみません。クリックすると多少大きくなります。
でも椎原さんの大河童様は大きくしてもどこにいらしゃるかわかりません。椎原さんのような童心を忘れていない方にしか見えないのかもしれません。

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再び撮影会

2011-11-04 17:19:00 | 大人 イベント
Shasin5
オバラです。自分の写真をアップ忘れていました。
左 土曜午前クラスの4人+月曜クラスの2人
真ん中 水曜午前クラスの5人
右 撮影中

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