モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

ミオスの禁じ手?

2011-11-05 02:09:00 | 大人 パステル・色鉛筆・他
St330549太田   タイトル:まね   水彩色鉛筆

チノです!先日のミオス写真部には、夜の部(飲み会)だけ参加しました。もう喋りっぱなしで、御飯食べなくてもお腹がふくれるくらい楽しかったです♪
今日は、その写真部の発起人、太田さんの写真。。。ではなく絵画をご紹介します!(狙ったかのようなナイスタイミング♪)

初めに書きますが、今日のブログは長くなりますよ~~~!(笑)
まずは太田さんのコメントからどうぞっ。

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印象派の「マネ」ではなく、「真似」の方です。ミオスでは禁じ手である(笑)塗り絵をして、色の塗り方を真似てみようと思いました。なので、下絵はできている「大人の塗り絵」の本を使いました。

本の中にある下絵に色を塗ってしまうと、同じものを2度3度描けなくなってしまうし(描くこともないと思うのに、ケチりました。)、コピーをしたところで、コピー用紙は水彩に耐えられないものなので、トレースをしようと思いました。

ところが、とても細かい下絵であったために、トレースが難しくて、結局ゼロからやり直し。しょうがない。デッサンから始めました(これで先生からアンチミオスの目で見られなくなりました。(笑))。

ちょうどその頃、ブログ2011-04-11の寺山さんの記事を目にして、幸介先生の説明をよく読んで、寺山さんの作品の出来栄えを見ながら、色の前の下絵の描き込みって大切なんだなあ、ということを改めて身に染みたところでした。私は下絵はそこそこに、すぐにでも色に入りたい、というのがいつものパターンでしたが、今回はかなり下絵を描き込みました。

色に入ってから、途中、何度も壁にぶち当たりましたが、ここを乗り越えられると自分を信じて、前進しました。なんとかやってしまうものなんですね。

原画からイメージを膨らませて、色も多彩になっています。ブログ2011-10-22「模写」のチノ先生の言葉通り、「模写というのは、「絵をそのまま写す」という事だけではなく、そこから感じた事を足していったり、」を自然とやっていました。

水彩色鉛筆。これもミオスではどうもアンチっぽい代物ですが、正統に位置づけるために、がんばっています!
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この作品、見たことある方いると思います。「薔薇の絵」で検索すると必ず出てくるベルギーの画家、「バラの画家」として知られるピエール・ジョゼフ・ルドゥーテの代表作です。原画は 銅版画に手彩色による修正が施されている作品で、とても細かいのです。。。それを手でもう一度描き起こすという作業はまるで苦行のように思えました!そして、色に入ってからも、少しずつ色を重ね、重ね、重ね、(家でも作業をし)さらに重ね、 時間をかけて完成させました。右下のアネモネは中心部がさらに細かいので最後まで微調整をくりかえし・・・
St330551よく見ると、黄色が見えたり、赤が強い部分、寒色系の部分などあり、複雑な色身になっています。

しかし、全体で見ると軽やかな印象です。近くで見ると色が混ざって複雑なのに、遠く離れてみると軽やかなのは色鉛筆ならではの特徴かもしれません。葉の一枚一枚が違う色味をしているのが繊細さを引き立てていますね~。

次回は日本画を・・・という話でしたが、月曜クラスの皆さんのように、クレヨンでざざっと短時間で仕上げる制作を挟むと息抜きにもなり丁度よいのでは?!と思ってしまいました(^^)

水彩色鉛筆が「ミオスではアンチっぽい?」についてはさらに長くなりそうですので、気になった方はアトリエで聞いてみて下さいね♪


コメント (2)
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