モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

小学生の油絵ワークショップ報告第三弾

2019-09-13 23:36:55 | 小学生 イベント

リンです!今回は夏休み期間のカリキュラムだった油絵について書かせていただきます。

実は私、小学生の6年間ミオスに通っていたので、この油絵のカリキュラムは6回受けたことがあるんです!(学生クラスになってからも描いてはいますが、学生は題材も期間もフリースタイルなので、ちょっと感じが違います。)当時は教えてもらう側でしたが、今は教える側。私も成長したなぁ...なんて。
でも実際に教えるのは凄く大変!!
分からないことばかりだから、生徒に質問されても、「ノリ先生に聞いてごらん!」って何回言ってしまったことか…そして生徒が帰ったあとで「今日私、なんもやってないじゃぁぁぁん!!」なんて頭を抱えることが多かったです笑
いやはや、人に教えることは難しい...!

話は変わりますが、小学生の時に描いた油絵を思い出してみると、当時の私は、上手い絵=写真みたいなリアルな絵 だと思っていたので、''リアルな絵が描きたい欲''が強かったです笑  そのため、なるべく柔らかい絵の具を選んで、薄く伸ばして、細かくリアルにリアルにリアルに描こうとしていたと思います。もちろんリアルになんて描ける技術は無く、やる気が空回りばかりしていました笑笑

けれど今、生徒たちの十人十色な作品を見ていると、リアルな作風よりも、形は歪でも、味があったり個性がある方が素敵だな、と感じるようになりました。確実に、小学生の時の私とは、価値観が変わってきているな、と実感しました。もちろん、写真みたいなリアルな絵は、作者自身の技術(写真みたいに絵を描くことができる技術)が光っていて、魅力的です。しかし、形や色が完璧でなくても、少し歪で個性的な作品も、リアリティの魅力とは別に、人を惹き付ける力があるなと思いました。

生徒の中でも、高学年の子たちは、今までノリ先生を始めとする(ここ大事!)ミオスの先生方に教わってきた技術を使って、細かく繊細に絵を描ける子が多いイメージです。一方、低学年の子たちは、まだ絵を描くことに慣れていないので、幾分かは形は歪になってしまいます。けれども、だからといって個々の作品に魅力が無いわけではなく、むしろそれぞれの個性丸出しで、色使いも派手で、それはとてもとても魅力的な作品に仕上がっていました。自分もバイト代を出してでも欲しい...と思った作品もあったくらいです笑

私は今回のカリキュラムでは、生徒たちの素晴らしい作品を見ることができ、まるで美術館に行っているみたいで楽しかったです!!


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