モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

7歳の油絵

2012-06-23 21:41:49 | 小学生 絵画
Abura122
左上から 創太  慶徳  航成
下の段   優  椋太郎  萌花  

じゃじゃーん!油絵のご紹介第1弾!小学2年生の油絵です。
2年生はあと8人いますが、まだ仕上がっておりませんので、まずはこの6人をご紹介。

創太の富士山は、大胆さといい加減さが程よいさじ加減でブレンドされた秀作です。右側にできた影の色に透明感があり、影は黒が混ざった汚い色と思い込んでいる人から見ると、その美しい色味に息を飲みます。ただし本人それが影とは全く気付いていない、ただの塗り残しなんですが。

慶徳の帆船の迫力と細部の描き込みは2年生の粋を軽く超えています。油絵具をここまで使いこなせればたいしたもの。ただ、ひとつ白い帆布を描いては「疲れた」、もうひとつ帆布を描いては友達の写真集をじっと見て、次の帆布に行けば「もう頑張った」をなだめる苦労と言ったら…

航成の氷山は、アルプス山脈に見えたり、高波に見えたりしますが、どう見えたとしても絵からマイナスイオンが漂っているのは確かです。この絵の前に立つと心なしか髪が潤ってくるように感じるから不思議です。気付くといつも画面が水色の海になっていたところから、よくぞここまで…

優のタヒチ水上コテージ、あぁここでのんびり過ごしたい!と誰もが引き込まれる穏やかさ。素直で迷いの無い色合いが魅力です。本人この絵よりほのぼのしていて、現在前歯がないのでプラスとぼけた印象。タヒチなんか行かなくても、優とこの絵がそばにあればリゾート気分を堪能できます。

椋太郎の釧路湿原の夕日は、ピサロかモネか!?の印象派。見事な色彩分解をし同じ色がほとんどない点描で最初から最後まで仕上げました。「美し過ぎる夕日だね。」と褒めると「いや、それほどのものでもありませんよ。」とテレながらご謙遜。似合わない敬語がうれしさを表現していました。

萌花の大草原の赤い屋根の小さな家、春一番の風ふく草原の若草色が赤い屋根のかわいらしさをよりいっそう引き立てます。本当は山の中にある、でっかいリゾートマンションかホテルの写真だったのですが、いつの間にか一軒家になってしまいました。きっと本人の理想のおうちなんですね!

以上、漆の仕事の関係で本日福島(会津かな?)に行っている岩田先生に代わり、オバラが代筆させて頂きました。

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