モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

天才?現る

2012-06-06 22:31:00 | 小学生 イベント
Itaria
オバラです。ドヤ顔の子ども達に混じって、美術館から拝借して来たような素晴らしい作品を持った外国の方が!?
小学生クラスの生徒の叔父さんが、
シチリア島に住むイタリア人で、
フィレンツェの美大(油絵科)を出た後、
立体造形の型を作るお仕事をされていて、
1ヶ月程奥様(生徒の母上のお姉様)の実家に滞在される
ということで、アトリエに講師として来て頂きました。
(なんてたどたどしい説明。すみません。)
マッシモ・ビッラドーロさんです。
マッシモさんが持って来て下さった作品を見せて頂くと、そのあまりのリアルさに子ども達は「天才!」を連発。
色の塗りかたや形の取り方を手取り足取り教えて頂いている内に、「先生」ではなく、「天才」と呼んでいる子がおりました。
また私が彼につられてリアクション大きくしゃべるので、それを真似してオーバーアクションする子もいたりして、始終賑やかで楽しい授業となりました。
ラストのイタリア質問大会では、「美味しい食べ物は?」の問いに「シチリアはアーモンドの粉で作られたスイーツが有名です。」と答えてもらい、皆お菓子の話がいたく気に入った様子でした。
ちなみに私はシチリアで好きな食べ物(飲み物)と言えばレモンチェルロです。(アトリエのモチーフ棚にキュートな形の酒ビンありますね。)
旅行に行った際、ナポリの玉子城辺りから船でシチリア島に渡り、街中を目的もなくフラフラ歩いていた時、結婚式が終わった新郎新婦が教会から出てきたので大きな声で「おめでとう!」と手を振ったら、「ありがとう!君も写真に入ってよ!」となぜか一緒に収まってしまったエピソードが思い出に残っています。ほのぼのとした穏やかな人達ばかりと記憶しております。(なーんて本当は、シチリア島にいる間中脳内ミュージックは『ゴッド・ファーザーのテーマ曲』で、「あんな優しい顔して意外にも裏の顔はマフィアかも?」とビビってたんですけど…)
マッシモさんも暖かい地方の穏やかなお人柄といった感じで、私も楽しい時間を過ごさせて頂きました。
今度は大人クラスにも来てもらいたいですね。

マッシモさん、二日間本当にありがとうございました。バタバタしていて放置時間が長くなってしまった事、大変申し訳なく思っています。
「イタリア人はちょっと絵が描けるだけで『自分は画家だ』と言うので、絵画教室を開いても誰も習いに来ない。日本人はいくつになっても学ぼうとする勉強熱心な人が多くて尊敬します。また子どもの情操教育に美術を取り入れようと思う親が多いのも感心します。素晴らしい考え方だと思います。」というお話が心に残っております。
赤ちゃんを連れて通訳をつとめて下さった奥様にもこの場を借りて御礼申し上げます。
そして最後に素敵な機会を与えてくれた喜一にも、感謝だ!

コメント (2)
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