駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

拙いことになっているのでは

2022年04月23日 | 小考
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 培風館と言えば理工学系の人には懐かしく馴染みのある出版社のはずだ。昔読んだ初級者のための電気理論を本棚の片隅に見付けて懐かしく目を通した。半世紀前、研究に電気の知識が必要になり勉強したのだ。今は誰かが改訂して新しいのが出ているのではないかとアマゾンを検索してみた。ところが培風館そのものの活動が低下している様子なので心配になった。
 今は勉強の仕方も変わってきているのかもしれないが、理工系では一冊の本をみっちり読んで力を付けるのが基本のはずで、理工系の出版社に元気がないのはどうしたことだろう。
 理工系の勉強はそれこそ若い時に脇目も振らず勉強しなければ身に付かないはずで、日本の技術力低下がこうしたところに現れているような気がした。私の杞憂ならよいが 浅い知識に自己肥大の思い付きで自分に都合の良いことを言う印象操作ばかり巧みな政治家が跋扈して、本当の学問や学力が重んじられなければ日本は貧しい国になってしまう。
コメント
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