駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

情報が錯綜している

2021年02月22日 | 医療
            

 医療従事者なので新型コロナワクチン接種に手上げをしているが、いつ打ってもらえるか見通しが付かない。最初に打ち始めた院長の映像が何度も流されている。痛くないとか副作用は全く心配していないとか言われるが、これは公的発言で思ったほど痛くないさほど心配していないというのが本当だろうと思う。
 世間の人が知らない病院長もいいが医療関係者でない河野担当相や首相が率先して打たれるとよい。その方が身近で本音が聞ける。
 打ち始めたはよいが、前倒しでごく一部が打ち始めたというだけで、どんどん進んでいるわけではない。末端の当院には全く連絡がないので二月中は無理かなと思っている。打ったら早速ブログで報告したい。
 どうも日本は平時は平穏で良い国だが、危機管理はまだまだ未熟に感じる。新型コロナ感染拡大は明らかな危機なのに、先手を打った危機対応ができていない。自衛隊に頼めないことは駄目なんですよでは済まない。日本には失われた何年とか何ヶ月がよく起きる。早とちりの感がある安倍首相独断の緊急事態宣以降腰が引けたか、様子見で十分な準備をしないまま六ヶ月が失われてしまった。与党も野党もないはずの感染病対策に政治的思惑が絡んだからだと思う。オリンピックとゴーツーが国民の健康安全に影響を与えた。
コメント (2)
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