駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

緒方貞子さんの言葉

2019年11月01日 | 人物、女

            


  緒方貞子さんが亡くなった。おそらく世界での評価の方が高いのではと思う。勿論、日本でも、緒方さんの凄さ素晴らしさを分かっておられる方は多いと思う。私の知識などほんの少しだが、教えられた言葉がある。正確には記憶しないが、泣いてなんかいては駄目よというのがある。日本の女の子はね、難民を見て可哀そうって涙を流すのね。そこまでなのよ。それだけでは駄目と言いたいわ。可哀そうと思う、そうして涙を流すだけでは何も変わらないのだ。緒方さんの言葉の真意をどこまできちんと理解できているか自信はないが、五フィートの巨人と言われ、自ら難民が溢れる最前線へ出向かれた人の言葉には力がある。

 可哀そう気の毒と思う気持ちは大切と思うが、それだけでは本当の助けにはなりにくいし恵まれない人を助ける力にはならない。厳しく言えば自らの気持ちを和らげる側面もあるかもしない。緒方さんは私ごときが言うのはかえって失礼かもしれないが、抜群の実力実行力のあった方だ。

コメント (2)
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