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昨日は予想通り患者数が多く105名の来院数だった。往診が4名あったので、外来は101名と言うことになる。十年くらい前までは冬期受診患者数が100名を越えることは珍しくなく一冬で二十回はあったと思う。七、八年前から徐々に100名を超える日は少なくなり、この二、三年は一冬で3,4回に減っている。近隣の新規開業の影響あると思うが、それだけではピークの患者数の減少は説明できないようで理由はよく分からない。軽い風邪では医者に掛からなくなったのかも知れない。
唯、同じ100名でも診察の負担は大きく、十年前の120名くらいに感ずる。それは色々訴える患者さんが増えたからだ。どんなに混んでいても、言いたいことは言う患者さんが増えた。殆どが過剰な気にしすぎの訴えで、病気というほどの変化ではないのだが、そういう訴えは聞いて貰うことで楽になる側面があるせいか、看護師にそれとなく促されても中々引き下がらない。聞く方は細かい訴えでも希には精査が必要なものもあるし、聴くことが治療の一部なので神経を使い疲れる。その殆どが女性の患者さんだ。
似たような現象は他でも見られる。先日、昼食で適正な価格でとても美味しいイタリアンレストランに入ったのだが、六、七人並んで待っている人が居るに食べ終わっても、お喋りを続けて席を立たないおばさん客が居た。コーヒーも下げられ水だけでになっても五分くらい喋っていた。
勿論、混んでいればさっと帰って下さる患者さんも多く、何とか百名をほぼ定時に診察し終えることが出来た。腰痛は朝酷くても夕方には軽快するのでさほど辛くなかった。
食べ過ぎとは分かっているのだが、昼は職員と夜は家内と二回クリスマスケーキを食べてしまった。小さくていいと言っているのに、彼女達は大きめの一切れを呉れる。クリスマスを過ぎると容赦なく一気呵成に年は暮れゆく。