駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

ヒラリーVSトランプ、第一ラウンド

2016年09月28日 | 小考

 

 今朝は曇っていてやや暑さが和らいだが、歩くと汗ばんでしまう。暑さ寒さも彼岸まではもう死語になりつつある。秋分が過ぎ、ほら涼しくなったと言う母の声が懐かしい。

 ヒラリーとトランプの討論のほんの一部を見て、それについての論評を少し読んだ。ヒラリー氏は落ち着き余裕を持ってトランプの問題点を浮き彫りにしたが、トランプ氏には暴言を控えたせいかいつもの勢いがなくスタミナ不足などと単発的な難癖を付けるだけに終わったようだ。10対9でヒラリーのラウンドと判定できる。

 討論の内容ではヒラリー氏が優勢だったが、ではそれがただちに支持に結びつくかに付いては保留した論評が多かった。好き嫌いや肌合いといった感覚が物を言う選挙では、しばしば論理的な内容よりも、たとえ演じられた物であっても好印象を勝ち取った方が票に結びつくからだろう。

 ブログを書くようになって、政治に関心を持ち続けてきたが、何というかどうしようもない進歩のない世界の気もしてきている。諦め放り出すわけではないが、なんでこんな人がと思う人がしゃしゃり出てくる。利害のせめぎ合う世界では双方が納得できる解決は難しく、巧みな扇動がしばしば支持を取り付けるようだ。

コメント
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