駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

間違いは誰にもあるが

2015年11月19日 | 世の中

                             

 なんだか小台風が過ぎ去りつつあるような天候で、少し風があり西の空が明るい。冷え込みはなく、季節が何時なのか分からない。

 研修医が来ている。当地から100kmばかり西出身の女性で、優秀そうな雰囲気を持ち実際優秀な女医さんだ。関西、東北、地元の大学にするか迷い、東北の大学にしたそうだ。楽しく充実した学生時代を過ごしたのだが、いざ働く段になって寒いところはもういいという気持ちになったそうで、南下してきたと言う。成る程と聞いた。

 心雑音のある患者が来たので、聴診して貰い、診断名を聞いたのだが、私とは違っていた。私もさほど自信はなく、総合病院の循環器に送ったところ、彼女の診断が正しかった。脱帽だ、いくつになっても学ぶことは多い。年を取って聴力が落ちたなどと言うまい。謙虚に反省したい。

 これは凡人の間違いで、見逃した訳ではなく反省して学んでいるので許容されると思う。さて、極悪人も間違いを起こす。ISがロシアなかんずくプーチンを敵に回してしまった。世界の指導者の中で毒力ではトップかも知れないプーチンを敵に回したのは間違いだと思う。勿論、これは平和を志向する人間にとっては有り難い間違いで、ISも冬将軍の君臨するロシアのプーチンには敵わないだろう。

コメント
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