駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

時間を守るのは礼儀

2015年11月06日 | 世の中

             

 日本人は時間厳守で素晴らしいと言われるが、それは鉄道の話だろう。会合ではまずまず、講演講義となるとかなりいい加減になってくる。 

 昨夜は循環器の講演会に出席した。以前のように週に何回も講演会や勉強会に出席することはなくなったのだが、それでも週に一回は新知見を得るべく、診療後街中に出向く。以前よりも慎重に、役立ちそうな内容の会を選んでいる積もりだが、時々外れる。

 昨夜は不整脈の話題だったのだが、どうも自分の話に酔ったようにメリハリなく細かいことまで話す講師で一時間のところを一時間二十分も話され往生した。用意してきたことを全部話そうとするものだから終わりの方はやたらと早口になり、スライドも数秒で変わる始末でよく分からなかった。私が司会者ならレッドカード、少なくともイエローカードを出していた.循環器のY氏が、よく分からなかったと言うくらいだから、非専門の私に分かるわけがない。尤も、分かりにくいということは分かった。

 司会者が難しい話をわかりやすくまとめて頂きと、予め用意してきたよいしょをするものだから、きっとこの講師は時間厳守の大切さを学ばず帰ってしまうだろう。

 遅れた反動で、空腹感が強まり、つい爆食いをしてしまった。今朝はズボンがきついような感じがして大いに反省している。

 写真はイタリアの鉄道、これは時間厳守にほど遠く出鱈目なのだが、乗客の方が慣れているから問題にならないようだ。

コメント
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