駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

上辺でなく中身を

2014年09月18日 | 小考

                 

 都議会で女性議員が妊娠や出産に関して女性の支援策を質問していたら「自分が早く結婚したらいいじゃないか」、「産めないのか」といったヤジが飛ばされた。マスコミに取り上げられ、非難の声が上がり、ヤジを飛ばした議員の一人は特定され謝罪したようだ。

 この問題を契機に活動を再開した男女共同参画社会推進議員連盟の野島善司会長が平場では僕も「結婚したらどうだ」と言うと発言をして、問題になっている。村上英子自民党幹事長はこの時期に不適切な発言は許されませんと注意したそうだ。

 平場とかこの時期だからって、どういう意味と聞き返したくなる。

 こうした発言がなぜ問題にされるのか、分かっておられないような感じがする。マスコミに非難されるので取り敢えず謝罪をされたようにも見える。マスコミの報道の仕方も言葉狩り的で掘り下げが足りないように思う。

 セクハラと言う言葉もからかいやいじめが表層に出てしまい適切ではなくなっている。明らかな性犯罪にもセクハラが使われてしまっている。なにか他の表現をした方がよいのではと思う。

 人を尊重するとはどういうことなのだろう。

 

 スコットランドの独立是非の投票が始まる。もし独立することになったら、世界に大きな影響が出てくる大問題なのだ。結果はどちらか、全く予断を許さない。日本にも間接的ながら影響が出てくるだろう。否決されても、投票があったこと自体が何らかの影響を及ぼすだろう。独立を選ばないと予想するが、僅差だろう。いずれにしてもしこりが残らなければよいのだが。

 

コメント
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