駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

辛口のようで

2011年04月05日 | 身辺記

 ブログにどちらかと言えば辛口なことを書くことが多い。これは母親譲りの批評精神のなせる業で、あんまり好い趣味ではないなあと思うこともあるが、何事にも光と陰があるのでそれは自分の個性と受け入れている。多分、同様の性向の方も意外にそうではないかと推測するのだが、冷徹というわけではなく共感性も強いようで、東日本大震災の悲しい場面を見ると目頭が熱くなって辛い。

 天災とはいえ、家族を失うような辛く悲しいことは何とかして防げないものかと思う。聞けば岩手県東北部の漁村譜代には、堤防を15m以下では絶対駄目だと譲らなかった村長が居たそうだ。無駄な馬鹿なと言われながら頑張って15.5mの堤防を残してくれた村長のお陰で、村は津波から守られ死亡者が出ず、家屋も無事だったそうだ。元村長は今頃天国で満足の微笑を浮かべているだろう。悲しいニュースが溢れる中で、キラリと光る嬉しいニュースだ。

コメント
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