駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

ニュース拾い読み

2010年11月27日 | 町医者診言

 歌舞伎俳優の海老蔵が殴られて全治2ヶ月と報道されている。詳しいいきさつは分からないが、これは犯罪ではないのか。例によってネットニュースと週刊誌の見出しを見ているだけだが、海老蔵に同情的でなく被害者扱いしていない。暴力を咎める論調も乏しい。目撃者が居ないわけはなく、六本木が無法地帯化しているように読める。
 
 仙谷官房長官、馬淵国土交通大臣の問責決議案が可決された。どうなっているのかと思うが、日本の出来事のように感じられない。管内閣は死に体で形骸化している。死に体になっているとうっちゃりは無効で不可能だ。尤も、端からうっちゃりは無理で腰砕けが関の山か。選手交代と言いたいがベンチに人が居ない。

 渡辺竜王が二連敗で羽生名人に追いつかれた。三局四局共、終盤の入り口で微かに有利になっているのに、戦略がふらついて負けている。これではタイトルを守りきれない、しかも相手がハブ、明危し。

 アジア大会囲碁が男子銅メダルで女子はメダル無しだ。日本の技術と頭脳は大丈夫という楽観論に水が差された感じがする。勝負弱くなっている。頭脳というか知力も実は心に支えられているのが忘れられているのではないか。

 世の中は棒ほど願って針ほど叶う。低俗劣化するマスコミに唯一対抗でき、光をもたらすのは玉石混淆市民のインターネットのような気がする。

コメント (2)
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