駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

食品期限の不思議

2009年09月29日 | 身辺記
 食べ物の賞味(消費)期限はどのような方法で決めているのだろう。おそらく実験と経験から例えばポテトサラダはあらかじめ何日と決めてあり、作成する度に食品中の何かを測定して決めているのではないと思う。
 事故やクレームが恐いので相当の余裕が持たせてあるはずだと、一、二日期限を過ぎた納豆やヨーグルトも食べているが何ともない。
 舌に自信がある?ので、餡がほんの微かに酸っぱい大福などもこれくらいなら問題ないと食べている。苦い経験から学んでいるので失敗しない。基本的に胃腸は丈夫な家系で、そういえば親父は古くなった物を平気で旨そうに食べていた。
 果たして賞味期限が切れると本当に不味くなるのだろうか。ある時間を過ぎると突然不味くなるはずはないので、妻には窘められるのだが、閉店間際の50円引き100円引きに手を出している。確かに食感が僅かに落ちていることはあるが味は変わらない。だいたい出来合いの弁当やパックに入ったお総菜お菓子類にこれは旨いという物はない。それなりに美味しく頂くが、それまでのものだ。
 賞味(消費)期限には生産者向けの意味もあるのだと思う。人の口に入る物でも、中には利潤に目が眩む業者もいるだろうからその歯止めになっているだろう。そういう意味からも期限間近の安売りは極めて妥当な商習慣だ。生産者販売者消費者三者総得で、これを妨げるのは強者の我が儘だ。情報を全面公開し某コンビニなどは厳しく指導すべきだ。
 思うに、まだ食べられるものを捨てるのは勿体ない。直ぐ差別だとか蔑視といわれるが、本当は捨てられる食品を生かす用途は色々あると思う。賞味期限過ぎを食べて大丈夫なのを実証している私の提言だ。
 
コメント (2)
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