駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

効果がある工夫?

2009年09月03日 | 医療
 毎日小太りの患者さんに2,3kg痩せるように言い続けている。微かな手応えはあるが、努力しているという返事ばかりでなかなか痩せない患者さんが多い。
 私自身が食いしん坊なので、非常によく分かるのだが、少なめにあるいは半分だけ食べるのは難しい。最初から一人前、一個を小振りにしておいたら少しは効果があると思う。この少しはが大事で、大して変わりない、結局2つ食べてしまうと考えないで、小振り饅頭とか小振りケーキ、あるいは小茶碗、小皿を徹底していけば効果があるはずだ。
 自分の経験を言えば、つい目の前にあると食べてしまう食生活を繰り返しながら、昼食だけは少なめで済んでいる。それは弁当箱が小さいからだ。
 誰でも思い付くことだが、徹底してやってみたら2,3kgは痩せられると思う。売る方は小さくすると手間が掛かるのに単価下がるなどの理由で消極的かも知れないが、小さいだけで味はまったく変わらないので買ってくれる人が結構いると思う。(怪しげな)ダイエット食品よりも、効果が確実割安で、一挙両得だと宣伝すればよい。
 ところがどうも誰でも考えつくことなのに、実現していないところをみると何か商品として問題があるのだろうか。
コメント
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