玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*市役所訪問

2020年04月13日 | 捨て猫の独り言

 2月の新聞に「江戸期の用水路復活」の見出しで小平市に関する記事が出ていた。用水路ファンとしては関心を持って読んだが具体的なことがあまり伝わってこない。JR武蔵野線トンネルにわく地下水をくみ上げて新堀用水に流すとあるが、一番知りたいその場所が不明である。現在でも近くの新堀用水には多摩川の真水が毎日流れている。どこでどの様な工事になるのか気になるところだ。

 JR武蔵野線は、東村山市の新秋津駅と国分寺市の西国分寺駅の区間は約7㎞の長いトンネルで結ばれている。その中間に「掘割」の新小平駅がある。1991年に新小平駅では台風の影響で地下水が噴出し線路およびホームが水没して2カ月ほど不通になった。4月になって、新聞の切り抜きを持って「水と緑と公園課」を訪ねた。

 三人がかりで応対してくれたが、その中のベテランの方はこちらの知りたいことを素早く察知して現場の写真を持ち出してきた。東西に流れる玉川上水沿いの津田塾大学の東側の敷地すれすれに武蔵野線は南に走っている。新堀用水の横に武蔵野線の空気抜きの立坑がある。緑道散歩でこの横をいつも通っている。その小屋の壁に地下水をくみ上げるパイプが写っていた。

  

 新堀用水の下流で枝分かれする鈴木用水や田無用水まで水が行き渡らせることが今回の目標で、そのためにこのパイプも太くなるだろうという。くみ上げて放流するまでの工事はJRが担う。トンネルにわく地下水は他にも国分寺市の「姿見の池」まで送っているという。中央線の南の国分寺崖線(ハケ)に名水百選の「真姿の池湧水群」には何度も行った。市役所帰りに「姿見の池」に行ってみた。それは西国分寺駅の近く中央線の北側にあった。

 

 

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