玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*共感したこと

2020年03月23日 | 捨て猫の独り言

 新聞で「ブレイディみかこ」(54歳)という作家の存在を知った。「ぼくはイエローホワイトで、ちょっとブルー」という本が評判のようだ。福岡市生まれ。35歳でアイルランド人と結婚、41歳で長男出産。42歳で貧困区域の託児所で見習い。保育士資格を取得。「『ぼくイエ』が若い世代に読まれたことでヤングアダルトという分野に可能性を感じています。欧米では、政治や社会もテーマなんですよ。あと気にかかっているのは、帰国するたび、日本社会が縮こまっていること」

 作家の「室井佑月」(50歳)は「ため息を意見に変えて、声をあげよう」と呼びかける。八戸市生まれ。「とにかく安倍政権を終わらせたいんですよ。人を傷つけるようなウソを平気でついたり、弱い者いじめをしたりするところが、どうしても許せません。安倍首相は見るだけでもイヤ。テレビは覚悟を決めないと見られません。私は怒りの沸点がとても低いんです。怒っても、すぐに忘れちゃうんだけど(笑)。安倍さんへの怒りだけはずーっと続いています」私もこの作家と同じ症状で苦しんでいます。日本社会が縮こまる原因の一つがアベ政治かもしれません。

 「ブレイディみかこ」は語る。「私がやりたいのは、主張でなく、現代社会の風景を描くことなんだろうと思います。政治や経済の動きが、どんな風に人々の生活にしみ出ているか。心模様に表れるのか。自分が暮らす地べたから、見つめていきたい。無力な人、役立たずな人だからこそ、清らかで美しい。美意識としか言いようのないものが私にずっとある」(都立薬用植物園にて)

 

 「室井佑月」は語る。「歴史を振り返ると、いいことも悪いことも、ずっと続くということはありません。今、確実に変化が起きています。安倍長期政権が終わるという時代の転換期をこの目で見ることができるかも、と考えるとワクワクするよね。あるデモが大きく広がって、それがきっかけで政権が代わるなんてことがあるかもしれない。そのとき『それ、私も行ってた!』って言いたいじゃないですか。だから広くアンテナを張り、自分でも行動したいと思っています」

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