今年もまた二人の小学生の孫娘とその母親がアトランタからやって来た。小学4年と3年のクラスに編入して日本の学校の一学期終了までの約2ヶ月を過ごす。それぞれ小学一年生からこの制度のお世話になっている。シングルマザーの母親は12日間の滞在で先にアトランタに戻る。市役所で手続きが済むと翌日から登校となる。三人とも国民健康保険にただちに加入できるのはありがたい。
昨年は羽田空港に車で迎えに行き帰宅できたのは深夜だった。今年はデルタ航空の直行便で成田着15:10だという。我家から成田まではあまりにも遠い。前に車で成田まで出迎えに行ったことがある。今回は私が初めて一人で出迎えに行くことになった。もちろん電車である。パソコンの路線情報で調べると必ず日暮里経由で「スカイライナー」の料金1240円が表示される。
有料のスカイライナーに乗らないとどうなるか。違いはスカイライナーは20分毎だが、まぎらわしい名称の「アクセス特急」は40分毎と本数が少なく15分余計にかかる。1240円を払わせようとする京成電鉄の戦略に乗るまいと決心した。それに空港までの路線がスカイアクセス線と京成本線の2本あるのことにとまどう。行きとおなじ日暮里、高田馬場を経由して西武新宿線で19時過ぎに帰宅した。
帰宅途中の電車内で思わぬ気付きがあった。スカイアクセス線の東松戸駅で「武蔵野線は乗り換え」のアナウンスを聞いた。首都圏の外環状線である武蔵野線の新小平駅は我家からも利用可能な位置にある。我家から成田空港へ行く新しいルートが発掘されたのだ。調べてみると日暮里経由と比べて料金はほぼ同じだが、時間は30分も短縮できる。武蔵野線沿線の方にはお勧めである。東松戸駅という現場に身を置いたからこそ知り得たことだった。