玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*思い違い四題(1)

2007年05月13日 | 捨て猫の独り言

 桜が玉川上水の南側にだけ植えられているというのは思い違いであった。北側にも桜は植えられていて、しかも南北ほぼ同数で総計は約千百本である。まず小平市の自宅近くで、桜に巻かれたプレート1111番を確認した。そこで1番がどこにあるか突き止めずにはいられないのが人情というものだ。

 なんと1111番のすぐ近くにそれは存在していた。上水を挟んで北側に1番を発見したのである。つまり番号はつぎのように打たれていた。小平市のはずれあたり上水の北側からスタートして下流に東へ向かい、武蔵野市の境橋でUターンして今度は南側を小平市に向かっていたのである。上水の北側を街道が走っているので南側の桜並木の方が風情がある。

 その区間のほぼ中央に名高い小金井桜がある。またその近くに広大な都立小金井公園もあって、四月は花見客でにぎわう。プレートが巻かれているのは上水と五日市街道が完全に接近かつ並行している区間だけであった。上水と街道が離れてしまうと、私有地が上水に迫って桜のための通りを確保できないからと考えられる。この区間は私の通勤路にすっぽり入っている。この快適な区間があるために片道13キロの自転車走行が苦にならない。

 テレビがテレビ体操と称してラジオ体操第一と第二をやっているとは知らなかった。他愛もないがこれが思い違いの2つ目である。日月水金に第一を火木土に第二を取り入れてやっている。テレビの指導員は鍛えられた筋肉の持ち主で、若い女性ばかりである。しかも複数だ。確かにラジオ体操第一と第二は、いずれも似たような動きが続くので単調だ。そこでテレビは工夫したのであろう。ラジオの方が雑念が湧くことなく集中して体を動かせる。ラジオは昔ながらに第一と第二を毎日きちんとやっている。

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