松下幸之助が私財を投じて1979年に「松下政経塾」を設立した動機はなんだったのか。かつて経済は一流、政治は三流ということが言われていた時があった。「日本の政治家は魅力がない。近代化を支えてきたのは無名の人々の勤勉と工夫である(精神科医・中井久夫)」
日本人の深層意識に「お上には逆らわず」と言うことが抜きがたく保持されているかのようだ。非自民党政権が誕生してもそれは短命に終わった。「政治は自民党これ日本の常識」は健在である。かつて自民党には魅力ある政治家がいたが、近年は皆無と言っていい。(国立市にて)
「政治家と家族から見える日本の民主主義や有権者」という朝日新聞の記事がある。この先も続くことを期待している。ある政治家の妻は「あんたの旦那が自民党だったら、あんたが何もせんでも受かるのに。野党だからね」と地元の人から言われた言葉が忘れられないという。
政治家の家族が、自分のキャリアを犠牲にし、あれこれ悩んだ末に選挙の応援や地元活動をする。それに対して「家族も一緒に頭を下げて頼んでくるから投票してやってんのに、地元に来るのに苦しんだとか、葛藤したとかどうでもいい。そんなやつに票を入れてやるか」
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