卒業生名簿に記載されていた「佐渡テレビジョン」を手掛かりに38年ぶりにNHK の動画で高野宏介君の姿を確認した。オリンピック聖火リレーに登場して佐渡金山のある相川地区で雨の中を走っていた。53歳になるだろうか、穏やかな笑顔は中学生だった頃と今も変わらない。
彼が佐渡ヶ島の出身と言うことは知っていたので旅行前に調べてみたのだ。その聖火ランナーの志望動機の文章の最後は「佐渡金山を世界遺産に!!」で締めくくられていた。いろいろなことが分かってきた。2004年に島内10市町村が合併して佐渡市が誕生した。その初代市長となったのが宏介君の父の高野宏一郎氏だった。
佐渡に渡るフェリー「おけさ丸」の船内に「佐渡を世界遺産にする会」の会報23号が置かれていた。それによるとこの会は佐渡市誕生のときに発足している。世界遺産になるにはまず国内候補のリストに載る必要がある。その中から国がユネスコに推薦する仕組みだ。(北沢浮遊選鉱場跡)
また会報には2015年以来、県と市は世界遺産にするための推薦書を毎年提出を続けて今年3月末に6度目の推薦書を提出したとある。「今年こそは国内推薦を!」と意気込んでいるようだ。昨日の11月3日の朝日新聞には年内には国内推薦候補が決まる見込みで、最有力は「佐渡金銀山遺跡」と報じている。期待して待つとしよう。
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