いいじゃないかと会員になってはみたもののその後さっぱり活用できないでいることが私にはある。JRの「大人の休日ジパング倶楽部」会員のことである。入会資格の65歳になり運賃の30パーセント引きに魅かれて入会した。ところがこの3年ほどの間に国分寺と三島の往復に一人で一回利用しただけである。更新手続きは不要の自動更新になっている。調べてみると年会費は夫婦会員は二人で6120円となっている。
かつての生命保険の多額の掛け金や、今も続く走行距離の少ない自動車の保有や、目を通すことのない蔵書や、使われない食器などや、些細なことでは期限切れのポイントカードやスタンプカードなど、もったいないことや哀しいことが凡庸な私の生活の中には多々紛れ込んできている。
毎月一回広報誌が2冊同封されて届く。「ジパング倶楽部」と「大人の休日倶楽部」という。これまで内容を読むことなくゴミに出していた。なぜ同類の冊子が2冊届けられるのか気になっていた。そこで調べてみると、「ジパング」は全国のJR、「大人の休日」はJR東日本が窓口であるという。 二つの冊子はそれぞれ独立して編集発行されている。
手もとに3カ月分の冊子が残っていたので開いてみた。たとえばジパングの12月号の表紙は「寂光院への石段」で、特集は「平家物語でたどる京都」、大人の休日の1月号の表紙の今月の人は「中井貴一」で、特集は「東京・白州正子暮らしの中の美」だった。またジパングには旅ゼミナール(12回)として「地名」「山野草」「奇祭」について3人の講師による記事がある。2冊とも上質な広報誌である。私は会員であることを活用しどんどん旅に出るべきである。(日展会場にて・上は最年長と最年少の初入選作品が二つ並ぶ)
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