テレビのアナログ放送打ち切りの期限が迫り、デジタル仕様に切り替えたのが昨年の暮れだった。鮮明な映像に感動したものだった。もはや夜遅い番組には付き合いきれない体力なので、このたび新しく録画機を購入することにした。店頭にはDVDレコーダーとBD(ブルーレイ)レコーダーが並んでいるが、この二つにはかなりの価格差がある。低価格のDVDレコーダーで十分と判断した。なぜか品物が届くまで10日ほど待たされた。アンテナ接続などが十分理解できず、やっとの思いで番組表からワンタッチ録画できるようになった。できてしまえばなんだこんな単純なことだったと気付く。ところで今朝の新聞のチラシでは、もはや低価格のDVDレコーダーはチラシから姿を消してBDレコーダーだけの掲載になっていた。
無味乾燥ともいえる言語を学習した。●DVD=Digital Versatile(用途の広い) Disc ●HDD=Hard Disk Drive=補助記憶装置 レコーダーとテレビの接続の途中であわてて買いに走ったのが初めてその名を聞くHDMIケーブルだった。高画質で見るためにはこれ一本を接続すべしとある。●HDMI=High Definition(鮮明) Multimedia Interface(接続) たしかにこのケーブルで接続してDVDを再生してみたら以前より高画質で見ることができた。家電製品の進歩あるいは変化のスピードについていくのは大変だ。
ミニコンポが故障し処分してから2年近くになっていた。この間ほとんど音楽なしで過ごしていたことに気付く。そこでこれもつい最近のことだがシステムコンポを新たに購入した。この種の機器の設置は簡単で何の苦労もない。本機のスピーカーは、原音を忠実に再現するためにキャビネットと振動板に天然木を使用していますとある。値段は4.5万円で分相応だろう。設置するまではFMやAMのラジオのアンテナが気になっていたが窓際のカーテンに隠れて目立たない。
うれしいことではないが機器の使い方の学習に追われる日々が続いていた。録画機のつぎはカーナビだった。車の運転から遠ざかって久しい。片方の眼の視力が落ちたせいもあって最近は車に乗る時はもっぱら助手席である。ところが近いうちにわが娘とその小さな子供たちを成田空港まで出迎えに行くことになった。助手席の私が間違いのない操作をして、カーナビに地図や音声による案内をさせねばならない。この習得にもかなり時間がかかった。ついでにETCカードについても調べた。これまでETCカードを所持はしていたものの実際に使ったことがなかった。カードの使用期限は今年の11月だった。何とか空港にたどりつく目途をつけたつもりだが、はたして本番はどうなることか。