植木屋さんにツゲの生垣をひとまわり金属の支柱で補強してもらったことがある。道路側にせり出すのを防ぐためだ。ツゲは年月を経て、枯れる枝が生じてその部分を除去することが多くなり、あちこちに隙間ができて通行人の姿がよく見えるようになった。(冬景色・ビワの花)
今年の庭木の自己流剪定の手始めはウメだった。思い切って太い枝を切り落とし樹形が全体の三分の二ぐらいになるほどに仕立てた。幹に空洞を抱えるウメだが春になれば花を咲かせてくれるだろう。クロガネモチは赤い実の周りの葉を残して、ほとんどの枝をはらった。今でもヒヨドリが実を食べに飛来する。
クロガネモチは幹の直径が13㎝近くあり庭で一番の大木だ。先端部分も同じ太さの寸胴型である。これまで先端を30㎝ほど2回チェーンソーで切り落とした。素人の剪定だから美しさからはほど遠い樹形になっている。近いうち、最終的には高さをさらにあと50㎝は低くするつもりだ。
師走になると「サルスベリの枝落とし」は必ず行う。住人が年をとるにつれてそこの庭木の高さは低くあるべきだということで、今年は二本のハナミズキの剪定にも手をつけた。ウメほどではないが少し小ぶりになった。戦線は拡大しカキの木の剪定にも及んだ。そのため来年のカキの収穫は少なくなることが考えられる。