玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*トキ色

2021年11月01日 | 捨て猫の独り言

 佐渡旅行の前に、日本百名山「佐渡島 巨樹と花々の山 金北山」を録画して見た。トレッキングガイドは鎌倉時代創建の真言宗大慶寺の若き副住職だった。最初「北山」と呼ばれていた佐渡最高峰の1172mの金北山は北緯38度線あたりに位置している。

 この番組にはめずらしく、ガイドの近藤慶太さんが下山したあとでわざわざ案内した所がある。それは今回の旅行でも私たちも訪れた「国中平野」にある展望台「トキのテラス」だった。ここからきれいな夕焼けが見えるという。「オレンジというかピンクというか混ざったような色合いですね」

 「その色のことを島の人はトキ色というような言い方で表しますね。僕の子どもの頃はトキが野生にいませんでしたから、夕焼けを見ながらあれがトキ色よと母親から教えてもらいました。トキの羽の内側の赤みがかった色のことを島の人はトキ色と呼んでいます」

 

 ウィキペディアは鴇色について「若い女性の小袖の地色として現代も好んで使われている。また若い女性の顔色の形容として使われることもある」との解説。いろいろあるが、トキ色とは夕焼け空がだんだんいい色になってきた時の色だと思うことにした。

 

コメント
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