玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*障子紙の張替え

2020年12月21日 | 捨て猫の独り言

 障子紙を張り替えることにした。新築から25年になるが、一度だけ張り替えている。おそらく10年以上前だろう。この度、なぜその気になったか判然としないが、ともかく思い立ったが吉日だ。明日から寒波襲来という日に、雪見障子2枚を庭に持ち出し、古い紙をはがすことにした。ガラス入りなので障子がちょいと重い。

 職人が貼った障子なら、のり付けしてある部分をよく濡らして、ゆっくりときれいに剥がれるものらしい。前回の素人仕事の哀しさで、こびりついた紙カスが多く残り、タワシや竹へらで悪戦苦闘した。やり過ぎて、やわらかい桟がけば立ったりする。そして初日は紙はがしだけで終わった。(12月の紅葉と36m道路予定地)

 

 翌日、量販店で紙幅94㎝紙長7.2m「仮止めシール付き」という障子紙を買う。そこには「障子の上手な貼り方」の説明書きがあり、読んでいくうちに自分のやり方の間違いに気づいた。これまで最初から障子の桟枠ぴったりに障子紙を裁断し、糊づけした上にふわりとかぶせていた。これだと一人でやることは困難で、紙がゆがんだりすることがある。

 「仮止めシール」を理解すると一人で貼ることができる。外枠より広い障子紙の一辺をシールを用いて固定し、巻き戻してのり付けし紙をゆっくり転がして張る。最後にナイフで化粧断ちする。そのために「ハケがいらない、桟からずれないガイド付きのり」と「職人さんがつくった障子紙ナイフ」をそろえた。仕事にはそれなりの道具が必要だ。コツがわかりました。どこかに障子の張替えを予定している方がいましたら、お手伝いします。

コメント (2)
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