玄関を出たとたんマスクを忘れて取りに帰ることがよくある。道行くほとんどの人はマスクをしている。日本人ってすごいなと、よそごとみたいに感心したりする。定時のニュースはいつもコロナで始まる。ウイルスとの戦いはマラソンのような長期戦というが、なかなか先が見えないのは鬱陶しい。
私のような年金生活者は恵まれている方だ。外出を控えていればそれですむ。たとえば飲食業で働く非正規の人たちは、生活費を稼ぐために、仕事に出なければならない。仕事があるのはましな方だという人たちもいるだろう。ウイルスは誰にでも平等ではない。はたして公助は足りているか。(ヤツデとクロガネモチ)
コロナへの感染対策と経済対策のバランスをとるのは難しいことは誰で知っている。先月「GOTOトラベル」で白馬八方温泉にへ3泊4日の旅行をした。ホテルでは到着時に非接触型赤外線電子温度計で検温、食事のときは使い捨てポリエチレン手袋が配布される。カラマツの黄葉を見て無事帰宅した。
「朋あり遠方より来る、亦楽しからず乎」そんな楽しみが失われるのは残念だ。毎年のように我が家にきて泊まってゆく友人がいるが、一度も来ないめずらしい年になる。公民館の囲碁の参加者も、普段の半分の10人より少なくなった。雨の日などには5人の時もあった。勝率が後押しして、今のところ皆勤である。