玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*なみじゃない!

2018年06月21日 | 捨て猫の独り言

 土曜日は孫娘二人をどこかに連れ出すことをたくらむ。遊び場ガイドブックで調べたりする。曇り空の16日に杉並にあるというアニメーションミュ―ジアムに行くことにした。西武新宿線の上井草駅からバスで10分の案内だが、歩くことにした。バス通りを真南のJR中央線に向かって歩くと、アップダウンのくり返しだ。武蔵野台地の成り立ちについて考えた。

 目的地は青梅街道沿いの杉並会館だ。バスに一度も追いつかれることなく20分で到着した。ミュージアムは結婚式場である会館の3階と4階にあった。受付でもらったのは日本語を除いた五か国語のパンフだった。パラパラアニメをデジタル撮影してパソコンで見たり、アニメのキャラクターに声をあてるアフレコ体験もある。シアターでは大型画面でアニメ作品を上映している。(館長は鈴木伸一氏)

 

 ソーマトロープというワークシヨップに参加した。直径が9センチほどの円内に表と裏に違う絵を描いて両端の輪ゴムを回転させると、素早い動きに脳がついてゆけず、二つの絵が一つに見える目の錯覚を利用したおもちゃのことだった。孫たち二人はそれぞれ独自の図柄に挑戦していたが、私は目の前に置かれていた見本の一つを丸写しするという貧しさだった。

 無料で見学と体験ができるというのは驚きだ。パンフの最下段に「なみじゃない、杉並!」と日本語の小さな文字が並んでいた。まさしくこれは、なみじゃない。会館の向かい側にある荻窪八幡神社は参拝客が多い様子だ。そして帰り道の中間地点にある観泉寺に立ち寄る。その広々とした静かな境内では、手入れのゆきとどいた庭園の池に絶えず水が流れ落ちていた。曹洞宗寺院と知る。

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