玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*寸鉄人を刺す

2017年04月12日 | 捨て猫の独り言

 毎日新聞の日曜版にある「松尾貴史のちょっと違和感」というコラムを愛読している。1960年神戸市生まれの57歳である。多方面にわたる才能の持ち主だ。寸鉄人を刺すがごときコラムには、毎回似顔絵も同時に掲載されている。また折り紙作家でもあり、黒柳徹子さんなどの「折り顔」を創る特技もある。まず最近のコラムから三枚の似顔絵を紹介する。

  

  写真の三番目の似顔絵(早く質問しろよ)と同時掲載されたコラムはつぎのように終わっている。

 道徳の教科書の検定を行った担当官たちは、そんな奇妙な、効果のないサブリミナルのような手法で子供に郷土愛や愛国心が育つと思っているのだろうか。私はこれも「仕事しているフリ」なのではないかと感じた。「私たちが検定してこんな具合に仕上がりました」という実績を「誰か」に見せたいのではないか。あるいは今流行りの「忖度」なのかもしれない。子供たちの鑑ともならなければいけない政治家の、国会での言葉遣い、姿勢、態度、そして噓をつかない誠実さがあれば、教科書の記述よりよほど日本の礼節の「美しさ」を見て、道徳心あふれる、郷土愛に満ちた青少年を育てることになるのではないかと思うのだが、現状はあまりにも「スカタン」だ。

コメント
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