玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*古希

2015年03月09日 | 捨て猫の独り言

 この冬二度目の風邪をひいた。二度目は進行中だがいずれも大事にいたらずにすみそうだ。それより深刻である眼やら耳やらの障害も自分でも大騒ぎしなくなった。人はなにごとも受容して生きていくようにできているようだ。新築の家に入居したのが阪神・淡路大震災と地下鉄サリン事件の年だった。あれから20年が経過して、このたび新しいガス湯沸かし器に買い替えた。

 湯沸かし器の終焉はまるで人の生死のようだった。完全に働きを停止したのではなく、好不調をくりかえして、辛抱をかさねたあげくとうとう決断した。平均するとこのような機器は10年で交換するものだと業者は言っていた。20年も経つと機器の省エネ化も進んでいるようだ。あとで知らされたが今回取り替えた機器はエコ商品ということでガス料金が多少安くなるという。(写真は廃屋)

 

 敗戦後70年である。偶然私の生まれは1944年だから自分の年齢と敗戦後の年数が一致してとても便利だ。また阪神淡路と地下鉄サリンと自家の新築したのが同じ年だから、これも便利であれから20年である。ささいな私事だが公民館囲碁に参加し始めたのと福島原発事故が同じ年で、あれから4年である。思い出せば日本列島は数多くの災害に見舞われていることに気付く。

 70歳になった大多数の日本国民に対して二通りの通知が届く。一つは運転免許証更新のための「高齢者講習」の通知である。最寄りの教習所で受講するようだ。だいぶ前に運転することを止めた私は、更新を見送りこの1月で免許失効となった。二つは「国民健康保険高齢受給者証」が交付される。先日の通院でこの票を持参しなかったために、10割負担の医療費を支払い3割に後日精算といういう面倒な目にあった。

コメント (3)
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