玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*しばらく休止

2014年09月09日 | 玉川上水の四季

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 週に一度の公民館の囲碁会と二週に一度のオープンギャラリーの観察会はよく参加していた。五月末にアメリカからの二人の小さな留学生を預ることになり、その期間は二つの会を休むことにした。子守に専念というところだが不器用なだけとも言える。その後八月に入っても帰省などもあって休んだ。それぞれの会へ参加を再開するのは区切りのよい九月からと決めた。

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 九月初めにギャラリーの近くで鈴木さんにばったり出会った。しばらくのごぶさたを詫びると、それをさえぎるように鈴木さんは意外な言葉を口にした。「このところ疲れがとれない状態が続いている。医者からは活動を控えるように言われた。この夏はバタバタと同級生が三人も倒れたのも参ったよ」と、すこし痩せたようではあるが相変わらず日焼した顔でにこやかに話した。

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 9月8日は二十四節気の白露である。ところが行われるはずの展示の入れ替えが今回は行われなかった。開設して6年目を迎える中で初めての出来事である。なにもない掲示板の中央にはコゲラを描いた鉛筆画デッサンがあり、その下には「ギャラリーを運営しております主宰者が体調不良のため活動を休止しています。よって、展示が継続できませんのでしばらく休ませていただきます。20014年9月7日。玉川上水オープンギャラリー」と書かれていた。

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 展示休止について鈴木さんから直接に聞いてなかったので驚いた。白露は「スケッチ・秋の野草」秋分は「写真・モズの生活」寒露は「スケッチ・秋の玉川上水」霜降は「写真・ジョウビタキの生活」という「秋の展示予定」の掲示はそのまま残されている。展示は長期的な見通しのもとにいつも緻密に計画されていた。「わが町の顔」の休止に寂しい思いをしている人は多いはずだ。(写真は玉川上水のセンニンソウと薬用植物園にて)

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