数年前グアムの海中でオコゼに刺されて以来、私の皮膚は虫に刺されると大きく腫れ易い。滞米中何度か蚊には刺されたが、ある日腕がやたらと痒く見たら腫れつつあった。翌日には腫れはさらに拡大し痒みも増してきた。外国でヤバッツ!娘がつい先般の来日中、今春開業に踏み切った息子から、処方を受けていた軟膏や抗生物質を内服し、冷やしに冷やし5日目に完治した。ちなみにこの処方は、医療費の高い米国ゆえ、娘の希望に沿って長期海外滞在として3け月分処方を受けた代物だった。
アメリカのキッチン台の高さも毎度苦労しているから、出発前古くなった靴をヒールが高めの物に変えた。室内は靴を脱ぐ生活にしているのだが、台所だけは履いた。靴を履かないと台所仕事に支障を来す。包丁は日本から持参したものだが、うっかり手でも切ると後が面倒だし、ガス台だって危ない。それなのに・・・今度のアパートときたらIHながらゴトクが乗ってその分嵩高だった。それでも事無きを得てホッと安堵しのだった。そして最終日、冷蔵庫の野菜全てを使いきる料理を作り、パッキングも済ませ、ゴミも出し終えて一服せんとコーヒー作りに事務所へ向かった。紙コップも嵩高だから充分気をつけていたのに・・うっかり肘が当り、太腿に熱いコーヒーを浴びてしまった。あァ~ツ!。急いで帰室し今度も冷やしに冷やし患部を冷やし切った。真っ赤でヒリヒリしていた太腿はそのまま鎮まってくれた。
翌日の帰国便はスムーズで1ヶ月ぶりに自宅に帰り1週間たった。例によって私の体重は落ちていた。2ヶ月東京で、1ヶ月アトランタで喧騒に紛れていた私は、丸でエアーポケットに陥ったような気分だ。小学低学年の子供達の言動は、そうそう私の体力を奪う訳ではないが、静かな暮らしに慣れ切っている私を揺さぶるのだろう。時差や環境の変化に対応すべく体調や睡眠管理に気をつけてるし、マダ大丈夫だと思ってはいるのだが、それでも体重は減る。そうやって体重が戻り切らない内に年が明け、また同じ事を繰り返している。