玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

舞台から手の届く歌声

2009年11月27日 | ねったぼのつぶやき

 晩秋の昼下がり、身近なコンサートホールに出かけた。休憩時間にブレイクタイムを設ける小ホール200の客席は、中年女性でほぼ満たされるが近年男性も増えている。夜にかけての外出が億劫になりつつある私にとって、週半ばの午後という時間帯、しかも自転車で行ける距離での催しは何にもまして嬉しい。

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 今回は「心に響くラテン音楽の世界」と題され、ハープに似た民族楽器アルパとギターの弾き語りで、すべてラテン語?だったが馴染みの楽曲も多数あった。今年77才になるというメキシコ人チューチョ・デ・メヒコの歌声は未だ音域・伸び・艶いずれも衰えを知らず、アルパ演奏は言うに及ばず、ホワイトハウスの歴代(ケネディ・ジョンソン)大統領の前で何度も歌い、世界的に活躍した経歴そのままだった。’64年以来毎年来日公演もこなし’87年トリオ解散後は日本を中心にソロ活動をしていると言う。下北沢のメキシコ料理店ではライブもやっている由にて一度は訪ねてみたい。(写真はネリネ)

 その前夜には近くの喫茶店でミニコンサートがあり初参加した。20席もあろうかと思える小さなカフェ。こちらも70才は越したろう歌手が、シャンソン、カンツォーネ風の歌曲を鍛えられた声帯で朗々と謳い上げ、老いてなお失われない声量はやはりプロの物。変わり映えのしない日々を過ごす御身、時にはプロ達のエキスを注入せにゃ。次回は来月22日とあった。

コメント
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