玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

32)スエズ運河と紅海祭

2006年05月20日 | ピースボート世界一周

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 クルージングによる世界一周となれば、次の寄港地まで長い洋上航海となる。ケニアからエジプト迄9日間を要した。レクチャーの他にも色んな催し物があるのだが今回はバスケットボール・囲碁・将棋大会、パニックアート公演三連夜、スターへの道競演、寄席、スエズ運河通過と紅海祭だった。

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 今回はスエズ運河通過の様子と紅海祭にふれてみよう。パナマ運河の時もそうだったが、運河通過に要する丸一日はデッキでビアーガデンが開かれフリーに過ごす事になる。終日海上や移り行く沿岸を見ながら船首に出たり船尾に回ったり、あまり会話した事もない方々と話したり。そんな折乗客の中には2つの運河通過が目的とか、自分の会社が納入した車が未だ使われているか確認したいとかの話も聞かされた。

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 運河はレセップスにより10年の歳月をかけて1869年に開通した。2001年にはアジアとアフリカを結ぶスエズ運河架橋が日本の援助で完成した。運河の入り口では船が集まって来たが、川幅も狭くなかったので突き進むと言った感じはない。地中海に向かって左岸は緑が多く、右岸は砂漠様の風景であった。遠くにかすんで見えていた架橋がいよいよ目前に見え遂には通り越した。運河の両陸地を繋ぎ中央には日本と現地の旗が掲示されていた。

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 夜には紅海祭と称してGETの先生方らの呼びかけで、紅海にちなんで「紅い服か紅い飾り物や紅いペインテング」をしてをスポーツバーに集まった。そこで若者達が踊る今風のダンスやゲームをした。この場に限らず先生方は語学教授の他にも、いろいろなパフォーマンスを要求されていたおりノリのいい先生や今いちの先生もいた。Peace_boat057 しかし大方は自ら楽まなければ損とばかりに楽しみ、それを眺めているだけでも楽しかったが、皆をも楽しませてくれていた。そうやって世界を回り多くの経験を積みつつ語学や文化を獲得し、世界は繋がっているといった概念を身体を通して持つに至る彼らの姿を見る思いがした。写真の上でクリックすると拡大します。

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