玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

自販機撤去

2006年03月06日 | 捨て猫の独り言

 南側は4mの私道である。そこに薄型のっぽの水色をしたソフトドリンクの自販機が設置された。我が家の門扉を出てすぐ向こう側の電柱の陰である。この場所は通学路でもあるので業者が着目した。設置から1年と1ヶ月が経過してこのほど自販機は撤去された。

 予告なし設置には驚いた。小学校の前にパチンコ店ができたような場違いな印象であった。隣人宅から自販機はほとんど見えない。自販機と正対する私たちのことまで考えが及ばなかったか。設置されたその日のうちにやんわりと抗議した。私たちの思いをすぐに理解していただいて安堵した。業者と交渉したが1年間は置かせてとの結論という。つげの生垣越しに視野に飛び込んでくる水色自販機には、見たくもないものを見させられているという苦痛がある。しかし1年辛抱すればという希望があればそれもやわらいだ。

 夜間の自販機は明るい。夜中に目がさめると玄関ドアや居間のガラス越しにあかりが射し込む。漆黒の闇に程遠い。学生さんは下校時にコンビニで買ったものを食べ歩きする。ちょうど食べ終わる地点に自販機備え付けの空き缶入れがある。その上にゴミを置く。何時とはなくゴミの溜まり場になった。

 その間2回ほど業者がこちらの顔色を伺いに来た。菓子折りの受け取りは辞退した。予定より1ヶ月ほど遅れたが、撤去が実現し視界がすっきりした。隣家との感情のもつれなど生じることなく無事に解決した。庭に来る小鳥たちも喜んでくれていると思う。

コメント (2)
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