玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

⑦シンガポール到着迄

2006年01月28日 | ピースボート世界一周
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 9月3日が横浜出航。ベトナム寄港を中止したのでシガポールに寄港できたのが13日。この10日間ずっと船内生活でした。この間になされたことは船内ツアー及びオリエンテーション、本航海の運営母体である3社の紹介(NGOピースボート、旅行社ジャパングレイス、船会社)、船内企画(運行社主催)、自主企画(乗客主催)の紹介、wellcome partyをはじめお互い知り合いになる企画(友達100人作ろう、ビンゴゲーム、古今東西オール歌合戦など)や、第1~2寄港地についてのレクチャーが主だった。

 なにせ104日間乗客だけでも1000人の生活が始まるので、少しでも快適に過ごすために、オリエンテーションはていねいに行われた。全員を収容できる部屋はないので大集会になるといつも2班に分けられた。主だった職員、通訳ボランティア約20人、GETティチャー約20人の紹介をはじめ、船内生活のマナー、レストラン、郵便、電話、FAX、PCなどの通信、,診療室、美容室、マッサージ室、売店、フロント、ピースボート事務局、一般紙(新聞)が搬入される機会について、果ては洗濯やその干し方など生活全般に及ぶのだった。その後も船内新聞に随時お知らせが掲載された。

 大きい船なので 「揺れ」 には強いと聞かされてはいたが、ヤッパリ慣れるまではある程度の時間はかかる。外洋に出て台風と格闘しながらの2日目、規定に従って避難訓練があった。船酔いの度合いが強い人は除外して全員黄色の救命胴衣をつけ、決められた場所に三々五々集合した。この時期お互いあまり知り合っていないので、黙り気味に着膨れしてアナウンスに従ってモゾモゾ動く姿はナニヤラおかしい。別の日には従業員の避難訓練もあった。デッキには救命ボート100人乗りが12個頭上に固定してあり、他にも大小のボートが手近な所に格納されていた。船長とは3度会っており、従業員もよく教育されているのを目のあたりにしてはいたけれど、「頼みますよ」 の心境しきりであった。

 この10日間で、自己紹介などをしあい人間関係も出来つつあって、当初食卓を共にした方々とは以後もとりわけ親しく付き合って貰った。その中のお一人に、編集中の映像が完成したら関東で(その方は仙台)映写会をするとのメールをいただいている。 とても楽しみ。
 

 

コメント (2)
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