あられの日記

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ヒンズー語じゃないじゃん!

2016年02月23日 10時44分31秒 | インド旅行記
本日2本目の記事です。日々私のブログトップだけチェックして更新を確かめてる方はご注意下さい。
今日はマンション設備点検業者が来るまで部屋から出られないので、書けるだけ記事を投稿します。一昨日の日曜日に帰国したのに早くもネタをどんどん忘れてってるの。サルベージしないと~~~。

インド旅行を決めた後、いつものごとく図書館から旅の指差しシリーズより【ヒンズー語】というのを借りて来ました。ここでなぜにインド語でない?のかちょっとは疑問に思うべきだったんですよ。
今回の私の旅先は、いわゆる北インドのゴールデントライアングル。デリー・アグラ・ジャイプールに聖地ベナレスを訪問するというものでした。世界遺産も7つ巡るインド初訪問者向けの旅です。
しかしですね。彼らの使ってる言葉はヒンズー語だけではなかったんですわ。
首都デリーはヒンディ語
ジャイプールはラジャスタン語。
アグラはヒンディ語。
ヴァラナシはヴァラナシ語
です。
しかしヒンディ語は一応公用語なのでヒンディ語の旅の指差しシリーズも間違いではありません。指差しシリーズは日本語の下にヒンディー語その下にヒンディー語のカタカナでふりがながついてます。指差しながらのスーパーの買物では欲しいものが短時間でゲット出来てお役立ちでした。
ですが外国人観光客が訪れる場所、すなわち観光地。レストラン、土産屋、ホテル。空港などでは全て英語を話せるインド人ばっかりでした。まあ、インド英語なのでなまりはありましたが、そんなんジャパニーズ英語を片言でしゃべる私と大差なく…。なので有名な観光地しかめぐらないツアー客ならば、馴染みの全くない、イントネーションも分からないヒンズー語をしゃべるより、英語に統一して会話する方が気楽です。もっとも現地に飛び込んで現地人と街中でコミュニュケーションしたい人は別ですが。こちとらまだ女の子やってるのでね。ガイドさんらに危ないからくれぐれも勝手に街をうろつくな!と釘を刺されてしまいました。しかも何回も!ちっ!!ぶらり街歩き計画がおジャンじゃ~~っ!!
「でも○○が欲しいんですよね」とか「ダンナの会社の人にばらまき用にインドのスナック菓子を土産に買いたい~。コショウも買うんじゃあ~~。紅茶だって本場の茶葉買う~~。ア○○キ○って店で布を買いたい~~」と欲望に任せて主張しまくりましたらば、あ~ら不思議。今回の旅は客が19名。うち女性が13名もいたので、私の物欲に巻き込まれたのか、皆さん次々に賛同されまして、あらかたバスでまわり欲しいものが手に入りました!ラッキーです。
ガイドさんには何度も熱く主張しとくものだとつくづく思いました。まあおかげさまで散財しましたが。 インドの民族衣装のサリーだってオーダー買いしちゃいましたし。目的の品をあらかたゲットしたので悔い無し!です。
あ。忘れる所だった!
日本人が多く訪れたいムンバイやエローラの石窟・アジャンダの石窟のある地域の言葉はマラティー語といいまして、また違う言葉です。しかもムンバイの政治家が無茶な人でして、インドの大統領にさえムンバイに来たら現地のマラティー語をしゃべらせるとか。もうね。呆れるよね。なので突っ込んで聞いてみた「それって政党の力が強いから無茶を言うの?それともお金?」と尋ねたれば「お金です」だそうで。
けっ!金を持ってると無茶も通るのね。
ちなみに、これらの言葉の違いですがね。どの程度違うのか疑問に思いまして…。
私「例えば日本にも方言があって関西弁と江戸弁では話し方が違うけど何を言ってるかはわかる。その点ヒンドゥ語とマラティー語は相互理解はどうなの?」
ガイドさん「全く違います。互いの言葉を理解出来ません」
だって。
私「じゃあ、書き文字は?互いの言葉で書いた文字は理解出来るの?」
ガイドさん「全く理解出来ません」
だって。
じゃあどないしてるのか?と言えば…。例えばトイレです。まず上にアルファベットでTOILETと書いてその下にヒンディ語で書いてあるのだ。更に近くにはアルファベットでtoiletと書いてマラウィー語でトイレと書いてあったりTOILETの下にインドで使っている2つの言葉を表記してあったりするのです。まあ外国人は現地語はどっちにしても単なる記号に見えるんですが。
前の記事にも関連するのですが、公共の学校では英語は教えてません。有料の学校でしか英語は学べないのだね。確か学校のあれこれやどんな人が先生になれるか?その場合の給料についても質問したハズなんだが…。どこに書き留めたのか?解読はしてあるのか??
いやね。バスの中でガイドさんが話してくれるのを必死に書くんですが、インドの道が悪過ぎる~~。もうね。自分の字が解読出来ないんでやんの。それでも旅の最初のまだ元気なうちは昼聞いた事を夜に必死になって机に向って清書していたのですが、ある時tvをつけたら、あまりにインドのテレビ番組が面白くてそれどころでなくなってしまい…。今ブログ記事にしようとして反省してます。自分の書いた字が解読出来ない…。辛い…。
あ。ちなみに、インドには地方地方にそれぞれ別の言葉があり、インドサファリやコルカタ(日本人にはカルカッタで馴染みの都市)あたりはベンガル語。南のコモリン岬が派手派手寺院や香辛料の産地あたりはタミル語。他にも言語は入り乱れてます。さすがにヤバイと思った政治家がかつてヒンドゥー語に統一しようとしましたが失敗しました。みんな自分達の言葉に誇りを持っているからだとか。まあ、それでも最近は学校教育でヒンドゥ語を使うようにしてるとか。まずは子供の教育からって事ですかね?頑張って欲しいものです。
ちなみに私達のツアーのスルーガイドさんは、カシミール地方出身です。20代にデリーに出て来て働きなばら、本を読んで日本語を勉強し旅行会社に就職したそうで。スルーガイドなので、南インドもガイドしてますが、彼は現地語はしゃべれない。その場合現地ガイドさんがつく。つまりヒンドゥー語のスルーガイドが分からない場所や聞きたい事を現地ガイドとヒンドゥー語でしゃべり、それを日本語に変えて日本語でガイドしてくれるんですよ。
そういえば…。今回の訪問地のジャイプールでもヴァラナシでも現地ガイドさんがついてたわ。今思い出した! ガイドさん曰く、「店に掲げられてる看板も現地語で書いてあるから私は読めない。理解出来ない」だって。ふ、不思議の国インド~~。

インドといえば世界一有名な映画ですね。あれは大半ムンバイで制作されてます。そして北インド向けの恋愛映画は基本ヒンディ語で作り、南インド向けの冒険や戦いもある映画は…え~と?タミル語だっけか?うろ覚え。どこかにメモしたハズが、(後で調べて間違ってたら訂正します。今は覚えてる間に先に文章にしときたいので)
さて、またまた疑問に思った私は質問した訳だ「ヒンディー語の映画を南の人が見たいと思ったらどうするの?アテレコするの?」と尋ねたらば「そうです。でもヒンディの恋愛映画は南の人はあまり見たいと思いません」だって。
ちなみにテレビをつけると、画面の下にヒンディー語PM2:00-PM5:00改行してタミル語PM5:00-PM8:00とか最初の数秒間表示されてました。う~む。やりくりの仕方が凄いわ~。
ちなみに、ムンバイで作っている映画は別名ボリウッド映画といって、1本あたり3時間半はあるそうです。踊りや歌が入るからね。長くなる訳だ。男も女も踊りまくるあのインド映画ですよ。これがインド人は大好きで、映画館は朝も早よから夜遅くまでやってるそうです。世界標準のハリウッド映画は観覧料が高い割に短い。すぐ終わるから不人気なんだって。
ならば…。と政治家はどないして言葉をやりくりしてるのか?また疑問に思い尋ねたら「ヒンディー語で発表して、地方で現地の言葉に翻訳してます」だって。だから法律などは全国同じものを守ってるそうな…。
ああ、不思議な国インドです。ちょっと疑問に思って聞けば、新たな疑問は2倍3倍産まれるという~~。数日インドをちょろりと旅した位ではまったく訳が分からないよ…。

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