あられの日記

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生誕1250年祭秋行事開始の善通寺さん

2023年11月19日 06時15分43秒 | 香川の巨木と神社仏閣
時は先月下旬に遡る。新聞に「総本山善通寺で200年ぶり」「巨大曼荼羅、来月公開へ」という記事を見つけた。添えられてた画像は人の縮尺が間違ってるのではないか?と思う程にでかい。公開は11月7日から12日まで。すごく短い。上に、200年ぶりならば、次回公開があったとしても私は生きてない遠い未来だろう。ならばいかねばならぬ。
人混みが苦手なので、調べたら巨大曼荼羅は善通寺さんのご本堂(金堂)で公開するので朝7時には公開が始まるとあった。7時ならばさすがに見物人も少ないハズ。
ダンナを誘って11月9日に出かけた。
おやっ!巨大曼荼羅以外にも素敵なイベントをやってる模様。こっちは9時からか。え〜と?
撮影時刻を確認すると9時2分だった。始まったところじゃん!先にこっちへ行こう。
何かある?よくある寄付かしらね?
うおっ!き、金額が桁違いじゃん!さすが善通寺さんだ。
少し拡大してみた。右上の一番金額が多いのはなんと2千万円なり。その隣は一千万円なり。しかも「篤信者」とあるのは個人で寄付するけど名前は非公開という方だ。き、奇特な方ですね。大半はどこぞのお寺さんですね。
寄付は聖霊殿の屋根の葺き替え費用な模様。建物が国の登録有形文化財です。老朽化もするだろう。いくら必要なんだろうなあ?上の掲載されてる方々だけで億超えだけども?
あ。先を急がねば。え〜と?どこでチケットを買えるのだろう?春のイベントの時はチケット売り場が臨時で設置されてたんだけどな。
春のチケット売り場があったところをウロウロしてると、視線の奥に御影堂を見つけた。あそこで聞けばわかるはず。
あ。ちなみに、上の画像の右に写っている立て看板を前面に回るとこうでした。
特別御朱印は気になるけども500円か〜。私、御朱印集めはやってないんだよね。買うかどうか後で考えよう。
さて。御影堂へ。
「奥殿再現ってどこに行けばチケット買えますか?」
「ここです」
「二人分、お願いします」
で。白いビニール袋を2ついただいた。
中身はこれ。
お札は春にもいただいたけども。なんか予想外のものが入ってる。
「こなとなりて」精進料理手づくり体験セットです。「粉」です。
ちなみに撮影は帰宅してから。
ちなみに紙袋は全部で4つ。こんぶ・ダイシモチ麦・乾燥しいたけ・びわの葉でした。
簡単そうなびわの葉の羊羹を作ってみた。
閑話休題。
御影堂奥殿再現のチケットを購入したつもりだったのですが、戒壇巡りと宝物殿入館もセットになっていた。まずは大きなビニール袋を渡されて靴を袋にインしたら、戒壇巡り開始。
うん、まさかの春に続いて今年2年めの戒壇巡りです。
一度やってるから〜と期待せずに始めたのですが。9時開始だったのでほぼまだ誰も入ってない。空気がひんやりしてる。人の気配も感じない。そして暗闇です。思わず「ナム大師返上こmんどう」違う!「南無大師遍照金剛」だ!と狼狽えつつ左手を壁に添わしつつ暗闇を進む。運がいいとここでお大師さんに会えるらしいけど。信心深くない私は荷物を落とさないことに気をやってしまい出会えませんでした〜。
光を感じてゴール?かと思えば違うのだ。正面に仏壇に似てる祭壇があり、お参りしてるとレコーダーからおじさんの声が聞こえてきた。声は弘法大師という設定な模様。
実は祭壇地下ですが、真上が弘法大師のお母さんの寝室です。つまり御影堂の奥殿と呼ばれる場所です。ということは、本日見物に来た初公開の「御影堂奥殿再現ご開帳」の仏像達は本来はここの真上にいらっしゃるという事です。
戒壇巡り再スタート。そしてゴールで階段を上がる。案内人に宝物殿の行き方を説明してもらう。
宝物殿は春も見た。けどあの時はチベット密教の仏像展示をやっていたのでその区画分新しくなってるハズ。新しいのは多分これだと思う。『どうする家康』合わせか?秀吉と家康の書状が展示してあった。秀吉はなんつーの?紙いっぱいに文字を書いてます。秀吉は字が下手だと思う。比べて家康は慎重派?きちっと書いてるな。
さてと、次こそ目的地だ。
不本意ですが、新聞の転載です。なぜって撮影禁止だったから。
新聞の画像を使って説明しますと、祭壇のように設られていて、御影堂奥殿の再現は、中央に弘法大師像。木造玉眼古色 像高さ:78、8センチ。製作年:江戸(天保4年<1833>
弘法大師を囲うように四方に四天王像。木造玉眼彩色。 像高さ:右手前から持国天65、8センチ 左手前像長天63、7センチ。 左奥広目天63、3センチ。 右奥多聞天63、9センチ。製作年:全て江戸時代(17世紀)
ちなみに、多聞天は毘沙門天のことです。
右手前に愛染明王坐像。木造彫眼古色。 像高さ:56、2センチ。製作年:不明
左手前に降三世明王像。木造玉眼古色。 像高さ:126センチ。製作年:江戸<19世紀>
更に外側に掛軸で両界曼荼羅。左は金剛界。縦165センチ横158センチ胎蔵界。縦164センチ横157、3センチ。 製作年:江戸(享保12年<1727>)
更に外側に弘法大師12大弟子像。
普通は10大弟子ですが、弘法大師の死後2人追加になってます。紙本著色。 各縦85、2センチ横163、5センチ。 製作年江戸(18世紀後半〜19世紀初頭)
ちなみに、四天王像と弘法大師十二大弟子像以外は初公開です。
上の画像の右奥のお坊さんが詳しい説明をしてくれます。1回説明が終わると待ってれば次のお坊さんが来て再度最初から説明してくれるので聞き逃しがありません。
そして最後に国宝の金剛錫杖頭のコピーが出口に設置されてます。春の時はお祓いみたいなのをしてくれたのですが、今回はお触りOKでした。みんな行列して手を合わせたのち触りました。で、出口。
奥殿の大きな写真パネルが展示してあります。ここだけ撮影OKでした。奥殿再現は聖霊殿でやってまして。御影堂入り口で靴を脱いでずっとビニール袋に入れて持ち歩いてたのをここで靴を履いてゴールです。
ブログ公開は11月19日です。御影堂奥殿再現ご開帳は11月26日(日曜)までです。今すぐ行けば見えます。
さてと。次は200年ぶりに公開された巨大な両界曼荼羅を見に行こう!(続く)

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