高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

エプシロンロケット打ち上げⅡ

2013-09-16 03:47:57 | できごと
前回8月28日の打ち上げは、カウントダウンまで進みながら延期になりました。半月遅れの9月14日は、内之浦宇宙空間観測所付近の天候は曇りながらも、予定通り打ち上げが行われました。
JAXA(宇宙航空研究開発機構)宇宙科学研究所相模原キャンパスには、前回を上回る見学者が訪れ、実況中継を見守りました。


(JAXA相模原キャンパスを見学する未来の科学者)

 
(エプシロンロケットと惑星分光観測衛星スプリント-A)


(打ち上げの実況中継はこの日も超満員)

 
  (14時00分00秒点火)      (00分04秒宇宙へまっしぐら)

見学者は予定時刻が書かれた宇宙わ(うちわ)を手に、予定の時刻に予定の動作を行うエプシロンに拍手を送りました。


(宇宙わでエプシロンを見守ります)


(左下から時計周りに拡大して見て下さい)

 
(61分40秒後南米上空で衛星切り離し)


(右は前回の記念品ピンバッチ、左は今回記念品の付箋)

61分40秒後にエプシロンは、搭載した衛星を予定の軌道に載せ、打ち上げは成功しました。惑星の大気を観測する衛星「SPRINT(スプリント)―A」の愛称は、鹿児島県肝付町にある岬の「火崎(ひさき)」に因み、「ひさき」と名付けられました。
(JAXA相模原キャンパス)

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初秋の高尾山Ⅱ(その3)

2013-09-15 06:35:23 | 四季
9月半ばになりますと、植物の果実が色付いてきました。今回は一足早く熟しはじめた植物を集めました。


(ヒヨドリジョウゴの赤い実)

 
(ウメモドキ)

 
(ホウチャクソウ)             (チゴユリ)   

 
  (アオツヅラフジ)         (マルミノヤマゴボウ)


(ツチアケビ)

(高尾山)

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ホソバタムラソウの開花

2013-09-14 03:18:06 | 四季
今年も鉢植えのホソバタムラソウ(細葉田村草)(別名ホソバヒメタムラソウ)が咲きはじめました。3年前に山野草の専門業者から購入したのですが、この植物の原産地ははっきりせず韓国の済州島説が有力です。


(ホソバタムラソウの鉢植え)

(寅太の庭)

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初秋の高尾山Ⅱ(その2)

2013-09-13 02:11:31 | 四季
高尾で咲いていますノダケ(野竹) の花は黒紫色が多いのですが、場所によってはかなり白い花も見られます。
ツリフネソウ(吊舟草)が咲きだしましたので、シロツリフネソウ(白吊舟草)も咲くころとでかけましたがまだ早いようです。


(ノダケに止まるトンボ)

 
(通常の黒紫色のノダケ)

 
(やや白い花のノダケ)

 
(キツリフネとツリフネソウ)


(ツルニンジン)

(高尾山)

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初秋の高尾山Ⅱ(その1)

2013-09-12 00:07:40 | 四季
9月も半ばに入りますと、朝夕はかなり涼しくなり、夜には虫の声もにぎやかになりました。高尾山で咲く花も、日に日に秋らしい花になってきました。
今回から「初秋の高尾山Ⅱ」を載せることにしました。


(咲きだしたオケラの花)

 
(白色とやや青い色のクサボタンの花)

 
(セキヤノアキチョウジ)         (タカオヒゴタイ)     


(場所によってはヤマシャクヤクの実がはじけました)

(高尾山)

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庄内の旅(その9)

2013-09-11 04:42:30 | 歴史
【松ヶ岡開墾場】
最上川の清川口から羽黒山の方向に向かいました。でも出羽三山の羽黒神社の参拝ではなく、庄内藩が開墾した「松ヶ岡開墾場」の見学でした。今回をもって庄内の旅の最終回です。
戊辰戦争後多くの困難に遭遇した庄内藩は、禄を失った旧藩士が刀や槍を鋤(すき)や鍬(くわ)に持ち替え荒野を開墾しました。明治7年までに300余ヘクタールの桑園を造成し、大蚕室10棟を建設して養蚕事業に励みました。


(松ヶ岡開墾場の配置図)

 
(松ヶ岡開墾場の説明)

 
(今も残る大養蚕室の細長い棟)


(模様替えはしてありますが内部を見学)

 
(松ヶ岡本陣)

開墾に取り組む旧庄内藩士に、西郷隆盛から「気節凌霜天地知(きせつりょうそうてんちしる)」の箴言(しんげん:いましめとなる短い句)が贈られました。これは「困難に遭遇した場合、それを凌ぎぬく気概をもって取り組めば、天地の神もそれを知り応えてくれる」との意味のことだそうです。
松ヶ岡開墾場は、戊辰戦争で自分たちの意図に反し、賊軍という汚名を着せられた旧庄内藩士3千人が、それを払拭するべく原野の開墾を推し進めた場所でした。


(天地知の石碑)

 
(瓦に酒井家の家紋が付いた蚕業稲荷神社)

庄内藩士の松ヶ岡開墾場の夢はさらに広がり、北の大地に「札幌桑園」へと繋がります。庄内藩に穏便な処置を下し、その後開拓使長官になった薩摩藩士黒田清隆は北海道に渡り、それを追いかけるように庄内藩の開墾は続きました。この宿舎跡はやがて札幌農学校長となる長岡藩士森源三が買い取り、「桑園碑」の石碑を建てました。
旅の最後に松ヶ岡開墾場に立ち寄ったことで、戊辰戦争をともに戦った庄内藩と長岡藩の固い絆を感じました。(参考:クラーク博士と河井家の末裔

 
(道の駅「庄内観光物産館ふるさと本舗」と宿から見た日本海の夕日)

(鶴岡市)        (おわり)

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タカオヤブマオ

2013-09-10 05:05:51 | 山野草
東京オリンピック開催が決定した日曜日の朝から、テレビ各社は喜びの報道を続けている。前回東京オリンピックがあったのは昭和39年(1964)で、もう半世紀近く前のことである。
さてこの年に命名発表された高尾の植物に、タカオヤブマオ(高尾藪苧麻)がある。高尾山にはイラクサ(刺草)の仲間はたくさん生えているが、触ると痛いのでじっくり観察したことがない。今回はお祝いの意味もあり、高尾山で最初に発見されたタカオヤブマオを取り上げることにした。
蛇足ですが、高尾山が「明治の森高尾国定公園」になったのはオリンピックの3年後の昭和42年で、明治100年記念事業の一つであった。


(雌花序が総状に分枝)

 
(右は雌花序が分岐しないナガバヤブマオ)

高尾藪苧麻/イラクサ科/カラムシ属。
山地に生える多年草。
葉は卵状楕円形で対生する。縁に荒い鋸歯があり先端は尾状に伸びる。ナガバヤブマオに似るが、雌花序が総状に分枝する。
名前の由来:ヤブマオの仲間で高尾で最初に発見されたのでこの名がついた。
花期:8~10月。
(高尾山)
【山野草の索引(2)へ】

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重陽の節句

2013-09-09 08:33:28 | 四季
陰暦のきょう9月9日は、重陽の節句(菊の節句)です。いつもこの日の前にキセワタ(着せ綿)を見に行くのが習慣になりました。今年は例年(昨年)よりも早く開花し、前回足を運んだお盆のころには満開でした。


(かろうじて残っていたキセワタの花)

 

重陽の節句に因んだキセワタはキク科の植物と思われますが、シソ科ジャコウソウ属の植物です。
いま高尾山で咲いているキク科の植物の中から、ヨメナ属とシオン属の植物をあげてみました。

 
 (ユウガギク:ヨメナ属)         (シラヤマギク:シオン属)

 
(シロヨメナ:シオン属)         (ノコンギク:シオン属)

(高尾山)

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初秋の高尾山(その6)

2013-09-08 05:30:46 | 四季
【蔓性の植物から】
今回は蔓性植物の中からガガイモ科とキンポウゲ科センニンソウ属の植物を載せてみました。
かんじんのガガイモ(鏡芋)は、高尾山の数か所の自生地に葉はあるのですが、草刈りされたことにより花にはまだ出会っていません。


(キジョラン)

 
(キジョランの花)

 
(コバノカモメヅル)

 
(オオカモメヅル)

 
(コイケマ)


(タチガシワ)

ここまではガガイモ科ですが、これ以降はキンポウゲ科センニンソウ属の植物です。


(ハンショウヅル)

 
(センニンソウ)

 
(ボタンヅル)

センニンソウ(仙人草)とボタンヅル(牡丹蔓)の葉は明らかに違いがありわかりますが、ボタンヅルとコボタンヅル(小牡丹蔓)は見分けが難しいと思います。基本的にはボタンヅルは1回3出複葉でコボタンヅルは2回3出複葉ですが、その中間型が分類をややこしくしています。
またよく似た名前でコバノボタンヅル(小葉の牡丹蔓)がありますが、この植物は九州や四国に生えています。

 
(ボタンヅルとコボタンヅルの葉の違い)

(高尾山)

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初秋の高尾山(その5)

2013-09-07 06:06:47 | 四季
【カシワバハグマ】
カシワバハグマ(柏葉白熊)の花が咲き始めました。生えている山の高度や日照条件により、同じ植物でも開花の時期は微妙に異なりますが、散策した一帯ではかなり咲いていました。
先日、花の形がコウヤボウキ(高野箒)に似ているとのコメントをいただきましたが、二つの植物は多年草と小低木に分かれていますが、キク科コウヤボウキ属でいわゆる姉妹ということになります。


(咲きだしたカシワバハグマ)

 

(高尾山)

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