高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

タカオヤブマオ

2013-09-10 05:05:51 | 山野草
東京オリンピック開催が決定した日曜日の朝から、テレビ各社は喜びの報道を続けている。前回東京オリンピックがあったのは昭和39年(1964)で、もう半世紀近く前のことである。
さてこの年に命名発表された高尾の植物に、タカオヤブマオ(高尾藪苧麻)がある。高尾山にはイラクサ(刺草)の仲間はたくさん生えているが、触ると痛いのでじっくり観察したことがない。今回はお祝いの意味もあり、高尾山で最初に発見されたタカオヤブマオを取り上げることにした。
蛇足ですが、高尾山が「明治の森高尾国定公園」になったのはオリンピックの3年後の昭和42年で、明治100年記念事業の一つであった。


(雌花序が総状に分枝)

 
(右は雌花序が分岐しないナガバヤブマオ)

高尾藪苧麻/イラクサ科/カラムシ属。
山地に生える多年草。
葉は卵状楕円形で対生する。縁に荒い鋸歯があり先端は尾状に伸びる。ナガバヤブマオに似るが、雌花序が総状に分枝する。
名前の由来:ヤブマオの仲間で高尾で最初に発見されたのでこの名がついた。
花期:8~10月。
(高尾山)
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コメント (5)
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