高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

キセワタ

2010-09-09 23:40:17 | 山野草
旧暦だが9月9日は重陽の節句である。昔から奇数を縁起のよい陽の数字とし、一番大きな「9」が重なる9月9日を「重陽(ちょうよう)」として節句の一つにした。前日の8日に菊に綿を被せる被綿(きせわた)を行い、9日の朝に露で湿ったこの綿で身体を拭い、不老長寿を願った。
今朝は幸いにも雨が上がり、この行事と同じ名前のキセワタ(被綿)を探しに高尾に出かけた。高尾の何処かに生えているのは知っていたが、詳しい場所はわからず、幸運にも見つけることができた。


(キセワタとコバノカモメヅルのツーショット)

 
(重陽の節句の前日に見つけたキセワタ)

着せ綿/シソ科/メハジキ属。
山地の草原に生える多年草。
葉は狭卵形で、葉腋に淡紅紫色の唇形花を数個付ける。上唇は全縁、下唇は3裂し、中央裂片が大きい。
名前の由来:花冠の上に白毛が多い様子を、花に着せた綿に見立てこの名が付いた。
花期:8~9月。
(高尾)
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