高尾山で毛の付いた種子は、10~20個なら簡単に拾える。その半数がテイカカズラ(定家葛)で、残りはキジョラン(鬼女蘭)である。
中段右の画像を良く見ると、種子の隣にしわくちゃな緑の塊が見える。これはイワタバコ(岩煙草)が冬の寒さに必死に耐えている姿である。
テイカカズラは近くの山など何処でも見れるが、細長い果実はかなり古い株でないと付いていない。
高尾では種子は落ちていても、高いところにあり確認が難しかったが、今回は低い位置で見つかった。もう鞘は全開して、ほとんどの種子が飛び出した後であった。
山野の木や岩にはい上がる常緑の蔓性植物。別名マサキノカズラ(柾葛)。
葉は長楕円形または披針形で対生し、根本と先では葉の形が異なる。集散花序をつくり、約2cm程の白色の花を咲かせ、花後の果実は鞘状に細長く、秋から冬に裂開し、毛の付いた細長い種子を風に乗せて飛ばす。
名前の由来:内親王に恋した藤原定家が、彼女を忘れられず蔦葛になって彼女の墓にからみ付いたという伝説による。
花期5~6月。
(高尾山、多摩丘陵)
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中段右の画像を良く見ると、種子の隣にしわくちゃな緑の塊が見える。これはイワタバコ(岩煙草)が冬の寒さに必死に耐えている姿である。
テイカカズラは近くの山など何処でも見れるが、細長い果実はかなり古い株でないと付いていない。
高尾では種子は落ちていても、高いところにあり確認が難しかったが、今回は低い位置で見つかった。もう鞘は全開して、ほとんどの種子が飛び出した後であった。
(左キジョラン、右テイカカズラ) (種の先にイワタバコの冬芽)
山野の木や岩にはい上がる常緑の蔓性植物。別名マサキノカズラ(柾葛)。
葉は長楕円形または披針形で対生し、根本と先では葉の形が異なる。集散花序をつくり、約2cm程の白色の花を咲かせ、花後の果実は鞘状に細長く、秋から冬に裂開し、毛の付いた細長い種子を風に乗せて飛ばす。
名前の由来:内親王に恋した藤原定家が、彼女を忘れられず蔦葛になって彼女の墓にからみ付いたという伝説による。
花期5~6月。
(高尾山、多摩丘陵)
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