高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

富士山と綿毛で飛ぶ種子(その2)

2009-12-10 00:30:29 | 四季

この日の真っ白な富士山は、空気が澄んでいる影響なのか、いつもよりも大きく近くに見えた。
ズームレンズに交換すると、斜面を転げ落ちた雪の跡がはっきり見える。この頂に陽が沈み、ダイヤモンド富士が観察される冬至も近づいている。


(いつもよりも近くに大きく見えた富士山)

【オオカモメヅル】
きょうもキジョラン(鬼女蘭)はお預けで、昨日のテイカカズラ(定家蔓)に続き登場するのは、綿毛を持ったオオカモメヅル(大鴎蔓)である。高尾山では同じ仲間の、コバノカモメヅル(小葉鴎蔓)もあるが、花はよく見るが種子に合うことはめったにない。
鴎の翼のように鞘を広げ、中から綿毛の付いた種子がのぞいていた。
コバノカモメヅルとの相違は、葉や花で区別できるが、あいにく葉もすでに落ちていた。コバノカモメヅルでなく、オオカモメヅルと断定するのは来年に持越しである。
出し惜しみをしてきたが、次回がキジョランである。はたして髪を乱した鬼女に逢えるか、乞うご期待を。


(オオカモメヅルの白と緑のカモメの翼)

 
(中から種子が飛び出す)

 
(鞘は白い翼の鴎に見える)

(高尾山)
コメント (8)
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