近づける限界から撮ったのが最初の画像で、次に583mの仙洞寺山の頂上に向かった。途中で巨木以外のメグスリノキ(目薬の木)を4本見つけたが、その中で最も大きかったのが周囲が1.2mであった。
直径はいくらか(たまには算数を使って、しかもπはゆとり教育で3で記憶してよい時代)、πで割れば簡単に40cmとなる。
仙洞寺山の頂上は平坦地があるだけで、立札などの表示はなかった。
できるだけ時間を潰して降りてきたが、まだメグスリノキ全体に陽は当たってない。
太陽は山裾に沿って動いており、尾根にある杉の木が陽を遮ぎり、巨木全体を照らすことはなさそうである。11時に現地に着いて4時間粘ってみたが、残念ながらメグスリノキに別れを告げた。
下山途中で、数人の林道工事の関係者に行き先を尋ねられ、メグスリノキの巨木のことを話したが、地元の人でも誰一人知らなかった。しばらくは日本一のメグスリノキを独り占めして鑑賞できそうである。(おわり)