週明けから2日続けての快晴に恵まれたので、冠雪の富士山を見たくなり高尾山に向かった。今回は薬王院経由で高尾山頂まで来たが、思ったより観光客が少なかった。山頂からの富士山は、大室山と御正体山の間に見える。御正体山よりは大室山が約100m低いのだが、高尾山に近い大室山がかなり大きく見える。
今朝はかなり冷え込んだので、シモバシラ(霜柱)の状況を観察したくなり、一丁平方向に向かったが、まだ氷は付いてなかった。しからばキジョラン(鬼女蘭)の、髪を振り乱した姿を観察したくなった。綿毛の付いた種子が飛ぶ寸前で、今回はかなり良い画像が撮れた。
ところで、東京都美術館で、冷泉家王朝の和歌守展(うたもりてん)を開催中である。新聞でも冷泉家の祖先の藤原定家が話題の中心になっているので、同じ綿毛で飛ぶ種子でも、今回は定家縁りのテイカカズラ(定家蔓)を取り上げ、キジョランは数日お預けにする。 (高尾山)