とらえどころのない人

『ＥＺ！ＴＶ』見終わりました。

これまでの多くの番組と同様に
「人気があるのはわかった」
「しかし、なぜ人気があるのかはわからん」
という紹介でしたね。
頑張って、正しく正しく魅力を伝えようとしているのは
わかるのですが、そうすればそうするほど
とらえどころがなくなっていってしまってて、面白かったです。
（そこらへんは『水曜どうでしょう』の魅力も同様）

まあ、まだまだ全国区には遠い、ということで、
ほくそ笑んでいる地元ファンなのでした。

それにしても香川照之さん。
キネマ旬報で『救命』の打順は
「１番大泉、３番松嶋、４番江口」って書いてくれたのに～。
（『利家とまつ』のときは、１番唐沢、３番反町、４番松嶋だそうです）
（ちなみに、ご自分は８番）


追記：放映後、ご本人がＨＰにてやんわりと
　　　　「もう少しナックスを取り上げて欲しかった」
　　　　と書いてらっしゃいました。
　　　　そうですね。ずっと大泉さんは「ぼくら」って
　　　　話してましたものね。ぼくら＝ＮＡＣＳ。
　　　　放映されるまで、ＮＡＣＳの特集だと思っていたようです。

久々の老婆心

もうね、朝からというより昨日から、
『ＥＺ！ＴＶ』をドキドキしながら待っているわけですよ。
どれだけ間違った紹介をしてくれることか。
だって「北海道で大ブーム」って、そこからして
間違いですもの。別にブームじゃないですもの。
知名度は高くなったし、ファンも老若男女で層が厚いけど、
それは５年以上前からずーっときていたわけで、
「活動の場が広がった」のが最近、ということなんですよ。
で、よその方々も振り向くようになった、と。

誰のことかといえば、大泉洋さんです。もちろんです。

彼が初めて全国に出たのは
テレビ朝日の『パパパパパフィー』だったんですけど、
プッシュの仕方はフジテレビの方が絶大ですね。
嗅覚の差でしょうか。
『救命病棟２４時』が終わったら、しばらく舞台に専念するので
また全国では見られなくなりますけど、「消えた」とか
言われないでしょうか。久々に老婆心が肥大してきております（笑）

（注：全国放送に出る大泉さんのことを我が子のように
　　　心配することを「肥大した老婆心」と名付けたのは
　　　『水曜どうでしょう』の嬉野さんです）

『ローレライ』 ※ネタバレ有り

樋口真嗣監督作品『ローレライ』は、
「潜水艦映画にはずれ無し」とのどなたかの言葉通り、
なかなか面白かったです。
ウチの父が「久々に面白い映画だった」と言ったくらい。
（父は『レディ・ジョーカー』には首を傾げていました）

素敵な男性の俳優さんが沢山出てきて、それだけでも楽しい。
役所さんはもちろん、やっぱり柳葉さんはいいなあ！
最期までクールな石黒賢さんも、素敵でした。
國村準さんを拝見するのは、『レディ・ジョーカー』に続き二度目。
『交渉人真下正義』も見るつもりなので、三連チャンになりそう。
父は、妻夫木聡さんが気に入った様子。
母は、「佐藤隆太くんも頑張っていたねえ」と喜んでいました。
（最近私の映画鑑賞は、親孝行の場と化しています・苦笑）
あとね、阿川佐和子さんに歓声！（＾＾）

潜水艦による海戦シーンも迫力がありました。
（あまりにもスピードが速かったけど）
ローレライ・システムは、ファティマってことでいいですね？
（永野護さんの『ファイブスター物語』）
あと、艦を守るために個人を犠牲にする、というのは
『ふしぎの海のナディア』にもありましたね。
原作者も監督も、アニメ世代のようですからね～。

私の泣きのポイントは、最近大幅にずれているらしく、
役所さんの「この時計は銀座で買ったんだ」のセリフでした。
『救命病棟２４時』のことも思い出してしまいました。
思い出の地を守るために最善を尽くす、という姿勢は
小島先生の決意に通じるようにも思えました。
（そういえばどちらもフジテレビ作品ですね）

ただまあ「人の死をかっこよく描くのはいかがなものか」
ということも考えてしまうわけですね。
ヒロイックな物語の難しさでもあるのですが。

クレジットに、出渕裕さんとか庵野秀明さんとか押井守さんとか
マニア心をくすぐる名前が散見されて、それも楽しかったです。