AND SO ON

世界の片隅から、愛をささやいてみたり @goo

まどさん

2014年02月28日 | 日記・エッセイ・コラム
詩人のまど・みちおさんが亡くなりました。


100歳になられた頃に、NHKでドキュメンタリーが放映されて、
ああもうまどさんはきっと永遠に生きていくんだ、
と思ってしまうほど、お元気な様子に感動しておりました。


小学生のときに、若い叔母に『まめつぶうた』を貸してもらって、
すごく大切に読んでいたのを思い出します。
やさしい言葉で書かれた哲学的な詩の数々は、
いまでも心に深く残っています。


    とうとう
    やじるしに  なって
    きいている

    うみは
    あちらですかと


という「するめ」の切なさとか。
小さいのに、唯一無二のスケールの大きさを誇る「ミミズ」とか。
テニスコートやあいさつや冬の木々や学校に行く道や、
毛虫やもやしや、すべてのものが、まどさんを通すと詩になるのです。


本はずいぶん以前に叔母に返してしまいました。
自分用にもう一度買ってみようかと思います。
 


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「不世出の天才にして稀代の変人」

2014年02月27日 | ベーカー街界隈
NHKの『シャーロック・ホームズの冒険』のサイトは、
いつの間にか『この春もシャーロック・ホームズ三昧』にリニューアル。
その上、現代版の『SHERLOCK3』も三谷幸喜さんの人形劇版も
リンクが貼られているという大盤振る舞い(笑) 楽しみですなあ。


ところで。
1月の入院中にですね、次の本も持ち込んで読んでいたんですよ。


『シャーロック(BBCドラマ)ケースブック』 ガイ・アダムス著/早川書房


日本だと、こういう本はムックになると思うのですが
英国発のこちらはがっちりしっかりハードカバーで、
届いたときは、まずそこにびっくりしました。


内容は、『SHERLOCK』シーズン1・2のエピソードや
制作陣のインタビューなどを豊富な資料と写真とツッコミ(笑)で
まとめた、なかなか凝った構成の本でした。
カバーの見返しにまでネタ満載。楽しかった!


しかし、すでに序章でショックなことが(笑)
制作者のモファットさんがインタビューで

    「緋色の研究」を読んだとき、ホームズはなんてイヤな奴なんだ
    って気づいて本当にショックを受けたのを覚えている

って言っていたんです。ちょっと待ってー!


私もたぶん、モファットさんと同じくらいの歳で
ちゃんと「緋色の研究」から読み始めたはずなのですが
ホームズのことを「イヤな奴」とはまったく思わなかったんですよ(^^;
むしろ、自分の流儀を貫く姿に、すごく魅力を感じていました。


そこでつらつら思い返したら(入院中だったから暇だったの)、
私のその頃のヒーローと言えば、ブラック・ジャック先生と、
『八十日間世界一周』のフィリアス・フォッグ氏だったんです!
やばい、全員似たタイプじゃないですか(笑)


ホームズやBJ先生はもとより、フォッグ氏なんて、

    「彼だって社交は必要だと言うことは知っていたが、
    それがわずらわしいこともまた知っていたので、
    それゆえ誰とも付き合おうとしなかった」

っていう人なんですよ! 
このくだり、当時の私はとっても共感していました(小学生のくせに)。


その後、彼らを理想像として生きていたので、そりゃ中学時代、
自分を「変人」と規定していたわけだわ、といまさら気づきました(笑)
(通知表には「協調性と思いやりが不足」って書かれてたしさー)
(ただし、フォッグ氏の時間厳守や正確無比なところは真似できませんでした・苦笑)


なぜ、ヘイスティングズ大尉の人のよさや誠実さの方を
ロールモデルにしなかったかなあ、自分!


そんなわけで、とても女子とは思えない思春期を過ごしていた原因は
それだったのか、と改めて思った次第です。
(多少女らしくなったのはここ最近)(かなり手遅れ・笑)


ちなみにこの記事のタイトルの由来はこちらです。
 


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春遠し

2014年02月26日 | 日記・エッセイ・コラム
004

             Photo by NOION


今週は、日中の気温がプラスになるほど暖かく、
積もった雪がどんどんとけていっているほど。
湿った土が見えたりして、まるで春のようです。


ですが、まだ2月ですので(^^;
これですむはずがないのです。
来週にはまた真冬日が戻ってきそうです。
まあ、今も朝晩は氷点下なのですが。


北海道の冬は、ここからが長いのです!
 


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「ABC殺人事件」(ネタバレあり)

2014年02月25日 | ベーカー街界隈
『名探偵ポワロ』第17巻は、かの「ABC殺人事件」!


私が最初に読んだクリスティーは、子ども向けのこの
「ABC殺人事件」と「雲をつかむ死」が1冊に収められたものでした。
(こちらで紹介されています >>> 藤原編集室通信
ということで、どちらも強烈に印象深い作品です。


中でも「ABC」は!
途中で三人称視点の「挿話」があるのですが、
子ども向けのその本では
「ヘイスティングズの知らなかった事実」
という章立てで語られていまして、
「…ヘイスティングズって誰?」
という点で、すでに大いに戸惑った私だったのでした。
(だってそれまでずっと「私」というだけで、名前が出てこないんだもの!)


それでいながら、その彼が、まったく自覚なしに
名探偵のポワロより真相に近いことを言い当てていた、という展開v
(「わざとでは?」というところです)
あれで一気にヘイスティングズのファンになったんですよね。
ドラマでは、そこのところが軽く扱われていてちょっと残念(^^;
(もちろん、このセリフはあるのですが)
(原作では、ポワロはその言葉を手がかりに真相に近づいたはずです)
(そしてポワロがちゃんとそのことで彼に賛辞を贈ったのが、もうね)


あと、ドラマでは、カスト氏に「頭痛の原因は眼鏡の度が合っていないせいでは」
とポワロが言うところもなかったけれど、今の時代ではおかしい話だったのでしょうか。
でも、不遇だったカスト氏の問題が一気に解決する原作のラストは、
子ども心にも「よかったなあ」と思えて、好きなラストなのです。


一方、「雲をつかむ死」の方は、飛行機!電話!エレベータ!三人称!
ということで、ホームズ譚しか読んでいなかった私に、
ホームズとはちがう時代、違う書き方(一人称ではない)の推理小説がある、
ということを教えてくれた画期的な作品でした(笑)
「いつ僕を犯人扱いするのをやめたんです」
「やめていませんよ。あなたが犯人なんです」
というやりとりまで覚えています(笑)


あまりに好きすぎて文句ばっかり書いていますが(^^;
ドラマはドラマで、やっぱり面白かったのですよ。
ここまでくると、ポワロもヘイスティングズもジャップ警部も、
みんな板についちゃって、まるでアニメみたいですよ、ねー。
 

?

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新・きょうのことば(31)

2014年02月25日 | 日記・エッセイ・コラム

    幸福とは旅の終わりに行き着くものではない、
    むしろ、旅の途中のことである。


                    サミュエル・ジョンソン


今日届いたJAFの小冊子に載っていた言葉。
読者の方のおたよりで紹介されていました。
 
 


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『隠蔽捜査』第7話

2014年02月24日 | TVドラマ
第3部(?)の後編。今日も面白かった!
何とも言えない顔をする伊丹さんとか、ホントに頑張った谷岡さんとか
(思わず「谷岡、かっこいい!」と歓声をあげる私)(バカだ)
やっぱり天然だったんだ、の畠山さんだとかv
どんどん髪型が『山田家の人々』の洋一みたいになっていく戸高さんとか(笑)
いやでも戸高さん、文句なくかっこいいですv やさぐれながら足で稼ぐ刑事魂。
結局、どんな事件も、戸高さんが解決してませんか?
安田さん、こんないい役もらって、よかったねえ(感涙)


あ、あと副署長出てくるとなんかすごく嬉しいわけですが。


でもですね、このドラマで最も傑物なのは、竜崎さんの奥さんだと思うのv
竜崎さんと二人でビールを飲んでいるところなんて、すごく器が大きく見えました。
(第2話で旦那さんに「官僚にしたい」って言われた奥さん・笑)
(でも時々ストレスから胃潰瘍になってしまうこともあるんだけど)


さて、竜崎さんの大学時代のサークルは、英語サークルだと判明しました。
奥さんともそこで出会ったらしい(奥さん談)。
奥さん、上條さんとも出会っていたんでしょうかね?
こちらも覚えていないのでしょうか?
 

 

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いまさらながら『ロード・オブ・ザ・リング』

2014年02月23日 | 映画
『ロード・オブ・ザ・リング』 ピーター・ジャクソン監督作品(01年)


『ホビット』が結構楽しくて、新作も観たいかも、くらいになったので、
予習のつもりで『ロード・オブ・ザ・リング』の1作目を拝見。
とりあえず、長いって!(笑)
気軽に見始めたら3時間もかかった。想定外の長さ。
(いや『ホビット』も長かったから、一応覚悟はしてましたけど)


でも、面白かったですよ~。
途中から正座。それも疲れたら体育座りで観てました(笑)
『ホビット』よりちょっと怖いというかダークな感じで、
戦闘シーンも実感があって、手に汗握りました。
『ホビット』はすごすぎて、逆にお気楽に観ておりましたが。
あれですかね、私の脳で処理できる情報量が、
10年前くらいの映像でちょうどいいくらいなんでしょうかね。


内容は、『ホビット』より深いというか深読みできる感じですし、
とにかくフロドがずっと辛そうなのが辛い(^^;
早く幸せになって欲しい。
ということで、来週続きを借りてきますv


お、アイスホッケー、カナダが優勝したんですね。
ということは、男子も女子もカナダ優勝? すごいなあ。
 


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雪かき

2014年02月22日 | 日記・エッセイ・コラム
雪かき前。

201402220927000


雪かき後。あまり変わらない(^^;

201402220936000


いいお天気です。
来週は最高気温が5℃くらいまで上がるらしいですよ。
まだ2月なのに。

201402220937000
 


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そういえばカナダって

2014年02月22日 | 日記・エッセイ・コラム
前回のバンクーバー・オリンピックって
カナダだったんですよね、忘れていましたが。


そして、バンクーバーと言えば、閉会式がおしゃれだったと。
開会式の「やっちまったぜ」を、何とも素晴らしくリカバーしたと。
(聖火台が3本しか立たなかったのを、閉会式でやり直したという、アレ)
そもそも、そういうお国柄だということなんでしょうか。


やっばい、最近のカナダ株の(個人内)赤丸急上昇っぷりときたら。
今まで行きたい国と言えば、トルコかイギリスだったのですが
(イギリスは昔からで、トルコは再訪したい!)
ここに来てカナダについてすごく知りたくなってきました。
(つまりあんまり知らない)


子どもの頃、移住するチャンスがあったんですけど、
その時移住していたら人生変わっていただろうなあ。
あ、でも、そうしたらNACSと出会えないか。
どっちが豊かな人生だったかは、神のみぞ知る、ですねv
 


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勇者へ

2014年02月21日 | 日記・エッセイ・コラム
昔、私はこう書いたことがあります。


「倒れない者が偉大なのではなく、
 倒れても再び立ち上がろうとする者が勇者なのだ」

                       (2008.04.23


そういう意味で、浅田真央選手は確かに勇者だと、
あんなに可憐なのにまさしくアスリートなのだと、実感しました。


何より、あの状況の翌日に会心の演技ができたこと、
そのことに心より賛辞を贈りたいです。
みんなが感動しているのも、それがどんなに困難なことか
知っていたからだと思います。


昨日、今日の「観たぞ、ソチ・オリンピック!」も素晴らしかったので、
こちらもぜひご覧ください。特に昨日の時点で書かれた


    その意味でいえば、つらいことではあるけど、
    ぼくは、浅田真央選手のフリーの演技が
    たのしみなのです。


という永田さんのコメントは、いま読み返してもステキだと思います。
この言葉を、昨日の朝に書いていた、ということが特に。


私はリアルタイムで見届けるほど気持ちが強くなかったけれど
(それが証拠に、昨日の記事はフルトヴェングラー・苦笑)
ちゃんと見守ってくれた人たちにも、なんかすごくお礼を言いたい気持ちです。
 


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